2000年第1四半期の更新履歴


30 March 2000

* このページの読者でいらっしゃる、宮山さんから、大変に興味深い演奏会の案内が届きました。スウエーデンBISおよびキングインターナショナル(本社:東京都文京区)から多くのピヤノデュオCDを出されていらっしゃる、「永井幸枝氏&ダグ・アシャツ氏」の、デュオ結成10周年記念リサイタルです。チャイコフスキの「ロメオとジュリエット」、ボロディン自編の「中央アジアの草原にて」、ラヴェルの「連弾:ラ・ヴァルス」など、興味津々のプログラム。概要を「演奏会情報」に追加しました。是非ご参照下さい。演奏会は5月。これなら予定が付きそうなので、私たちも聴きに伺う予定です。

情報を提供下さいました宮山さん、ありがとうございました。感謝いたします。ご覧の皆様も、情報提供に、ご協力下さい。東京近辺以外の情報も大歓迎です。



29 March 2000

* 外は、物凄い風と雨です。でも、風にも雨にも、暖かさが感じられます。

* 出版に関して「
未確認情報」あり。独・C.F.Petersが、絶版にしていた連弾譜を、一斉に再版するとのこと。ボロディン:弦楽四重奏曲第2番、マーラー:交響曲第5番、レーガー:ある悲劇への交響的プロローグ、同:バレエ組曲・・・などなどです。興味深い「連弾編曲」が大量に含まれている模様です。きちんとした確認が取れ次第、「出版情報」で紹介いたします。いましばらく、お待ち下さい。


28 March 2000

* 自宅の近所では、桜の花が開き始めました。この週末には3分咲き、10日経ったら満開になることでしょう。みなさんのご近所では、桜の開花状況は如何ですか?

* あふれる演奏会情報の中から、4月に開催予定のピヤノ・デュオ演奏会をピックアップ。3つの演奏会を「演奏会情報」に追加しました。鎌倉市、千葉市、千代田区紀尾井町で開催の3本です。どれも興味深いのですが、残念なことにわたくしたちは、3つとも聴きに行くことができなさそうです。
* どんな小さな演奏会でも結構です、自薦・他薦問わず、ピヤノ・デュオ関連の演奏会情報をお寄せ下さい。お待ちしております。


26 March 2000

* 我が家の近所では、白木蓮や辛夷の花が満開。風はまだ冷たいですが、すっかり春の雰囲気です。庭の木瓜も満開。今年こそ「木瓜酒」を作ろうと、今から意気込んで(?)いる、わたくしたちです。

* 昨日は久々に「砂浜」に出てみました。汐の香りにも、春が感じられます。広い砂浜に出た、「ぱぐ」と「あかね」は、大喜び。「こいつら、大丈夫かしら?」と感じるくらいに、はしゃいで砂浜を走り回っておりました。大きなゴールデン・レトレバが浅瀬を泳いでいたら、「ぱぐ」の奴、ゴールデンに向かって突進!あわてて捕まえました。大型犬ならいざ知らず、「ぱぐ」なぞ、波に呑まれたら帰ってこられなくなってしまいますから。

* 「出版情報」を更新しました。



22 March 2000

* 昨日、「一挙5枚」のCDをリストアップしました。でも、昨日の記述だけでは、誰の作品をアップしたのか分からず読者に対して不親切なガイドでしたね。済みません、お詫びします。そこで改めて、どなたの作品のCDをアップしたかをコメントします。単一の作曲家による作品のCDが4枚。タイユフェール(Tailleferre)、ブーレーズ様(Boulez)、シェーンベルク(Schoenberg)、およびレーガー(Reger)。残り1枚は、「マレイ・ドラノフ国際ピヤノデュオコンクールの課題曲と優勝者による演奏」です。CDのタイトルは「New Music for Two Pianos」。取り上げられている作曲家は、ボルコム(Bolcom)、コリリアーノ(Corigliano)、グールド(Gould)、ロレム(Rorem)およびシェーンフィールド(Schoenfield)です。



21 March 2000

* お向かいの家の白木蓮が、開花を始めました。あと数日もすると、壮麗な姿になることでしょう。春の、ごく数日だけに見ることができる、鮮やかな光景を楽しむことができます。

* 「総合CDリスト」に、一挙5枚分のCDデータを追加しました。それぞれ3回づつ聴いて、「星印」を付けました。さすがに、これには疲れましたね。いくらピヤノ・デュオが好きだと言っても、一挙5枚を真剣になって3回づつ聴くと。それぞれ「New」マークを付けておきました。ご参考になれば幸いです。



18 March 2000

* わたくしたちの友人である「パブロ小川さん」が、毎年4月1日と10月1日に発行している
「レコード軽術」。そう、本家本元の「レコード芸術」のパロディ誌です。もう10年以上続いている、知る人ぞ知る小冊子。現在はパブロさんが「主筆」で、夫・かずみが「末席記者」を勤めておりますが、この4月から強力な執筆陣が加わりました。漫画家であり、そのへんの評論家より格段に優れた音楽評論をなさる「砂川しげひさ先生」が、コラムを寄せて下さることになりました。いっそう、面白い紙面になりそうです。お問い合わせは「レコード軽術のホームページ」へ。

* ドイツの出版社「Breitkopf & Hartel」にリンク。セキュア・サーバーを使った、安全なオンラインショッピングが可能です。ちなみに、わたくしたちがお世話になっているドイツの楽譜ディーラ「Herzlich Willkommen im Mainzer Musikalienzentrum」が取り扱い商品検索機能を、大幅向上させました。おかげで、新たな出版情報をキャッチしましたが、これは、後日報告いたします。



16 March 2000

* 「日立の春音楽祭」の「ピアノアンサンブルコンサート実行委員会」から、演奏会の詳細情報が届きました。連弾研究の第一人者でいらっしゃる松永晴紀先生が、コメンテータとして登壇なさります。「詳細情報」を、ちょっと覗いて下さいませ。丁重な情報提供を下さいました同実行委員会の若島さん、わたくしたちのページとの「仲を取り持って」下さった日立シビックセンター飯山さんに、御礼申し上げます。


15 March 2000

* 夫・かずみは昼間、オフィス(都内)近くの裏通りを歩いていたら、目の前に、いきなり「白く輝く大きな塊」が。辛夷の大木が、満開になっていたのです。あまりに綺麗で、しばし見とれてしまった、夫・かずみでありました。

* 先般、2台ピヤノ曲のCDばかり、一気に5枚を捕獲。うち1枚は、当ページの読者でいらっしゃる「うさぎさん」からの情報提供です。うさぎさんからの情報で入手したのは「コリリアーノ:キアロスキューロ」を含む、マレイ・ドラノフ国際ピヤノデュオ・コンクールの優勝者が、そのときの「課題曲」を改めて弾いた、非常に興味あるCDです。うさぎさん、情報提供ありがとうございました。

後日、詳細データと演奏評をアップします。なお、演奏評は、最低3回はCDを聴いて、さまざま納得してから付けています。1回こっきり聴いてランク付けするのは、演奏者にとって失礼ですし、聴く側の体調や気分によっても左右されるので避けています。今回は一挙5枚のため、情報アップまでには、もうしばらく時間がかかりそうです。

Group Two in Oneの演奏会情報を、若干更新しました。



12 March 2000

* 三寒四温の、きょうこのごろです。お向かいのお宅にある、猫柳の芽が膨らんできて、ようやく「春」を実感しているわたしたちです。庭には、ブルーベリーの苗を植えました。ジャムができるほど、たくさん実がなるといいな、と想いながら。

* 「出版情報」を更新し、「ヤマハ・ミュージック・メディア」がC.F.Petersとライセンス契約を結んで出した連弾曲集について触れました。編曲物が中心で、「第3巻」には、メンデルスゾーンの「結婚行進曲」も含まれています。

* 「楽譜蔵書リスト」に、「ルトスワフスキ:パガニーニの主題による変奏曲」と「中田喜直:日本の四季」を追加しました。



11 March 2000

* この1週間、夫・かずみは「爆忙モード」・・・といっても実働11時間程度なのですが(昼休みなし)。それにつられて、妻・ゆみこも「お疲れ状態」。ようやく週末を迎えて、夫婦そろって、ほっとしています

* でも、今日の午後、若い人を対象としたコンクールで入賞した方々の演奏会に出かけます。どんな演奏が聴けるのか、とても楽しみです。もちろん、連弾演奏もあります。だからこそ、聴くのを楽しみにしているのです。ちなみに最近は、聴きに行く演奏会の「的絞り」が、いっそう「厳しく」なりました。その代わり「ハズレ」もありません。

* そうそう、夫・かずみは、遂に自己記録を更新しました。1週間(5労働日)で使う「活動費」の自己記録です。「昼食代(もちろん毎日)」「煙草代」「週刊誌代(3冊)」「その他雑費」の合計が、何と3880円。これをさらに削減し、楽譜代や演奏会出費など、夫婦一緒に楽しめるための資金増大に闘志を燃やしている、夫・かずみであります。「そこまですることないのに」という妻・ゆみこ。しかし夫・かずみは挑戦するのです。さらなる「活動費削減」に。

* 「出版情報」を更新しました。ヤマハ・ミュージック・メディアと独C.F.Petersの提携関係に付いても触れました。ご参照下さい。



09 March 2000

* ピヤノ・デュオ関連演奏会に関する「ニュースページ」を新設しました。どなたでも登録できます。まずは、このページでお馴染みの「Duo T&M」に加え「第9回ひたちの春音楽祭 ピアノアンサンブルコンサート」を掲載しました。「投稿ご案内」も明示しました。皆様からのご投稿を、お待ち申し上げております。


06 March 2000

* 久々の楽曲コメント。
バイエル修了程度で弾ける、楽しい連弾曲「ババールの冒険」についてコメントしました。そう、ご存じの方も多い、フランスの童話絵本「ゾウのババール」を題材とした作品です。レッスンや発表会、肩のこらない演奏会に最適です。



04 March 2000

* 一昨日の朝、どさっと小包が届きました。大きな袋に入っていて、「川崎港郵便局」の荷札が付いていました。船便での小包には、心当たりがありません。で、用心しながら袋を開いたら、航空便で届くはずだったamazon.com」からの荷物! 指定の期日までに届かなかったので、先方にクレームをつけたところ、再発送してくれる手はずになっていました。ところが発注した複数アイテムのうち1点だけが未入荷で、倉庫で出荷待ち状態になっていたのです。

早速、amazon.comに「例の荷物、船便で届いたよ。再発送分はキャンセルして下さい」とのメールを書きました。もちろん「航空便で頼んだ筈だよ。今度からは、間違えないでね」とのメッセージを加えて。そうしたら、amazon.comは即座に謝罪のメールをくれました。「発送時の手違いです。送料の差額はお返しします」と。わたしたちが発注した品物は、「迷子」になっていたのではなく「太平洋の上に浮かんでいた」のでありました。

* 届いた品物は、管弦楽のスコアが5冊(全部、出版元は「貧者の見方・Dover社」です)と、CDが1枚。このCDには、
文献では知っていたけれど完全な形で実際に聴くのは初めて、という曲が5曲入っております。楽譜も持ってなくて、全くの初体験は、米国出身のネッド・ロレムNed Rorem : b.1923)の、2台ピヤノ用の3つの作品。「6つの変奏曲」「シチリア舞曲」「舞踊組曲」です。いや、これは「見つけ物」でした。実に素敵な作品です。いずれも楽譜は出版されており、変奏曲と舞踊組曲はBoosey & Hawkes、シチリア舞曲はSouthern Music Publishingのカタログに現存です。

残り2曲は、コリリアーノ(Corigliano)の連弾曲と2台ピヤノ曲。「見晴台の踊り」(連弾)と「万華鏡」(2台)です。楽譜を見ながらコトコトとピヤノを鳴らして、「こんな風に響くのかなぁ」と想像を巡らせていましたが、予想以上に素敵な作品でした。演奏者は初めて知った人たちですが、ロレムもコリリアーノも、それは素敵に弾いています。詳細なデータと演奏評価を「総合CDリスト」に追加し「
New印」を付けました。


02 March 2000

* あっと言う間に、もう3月です。「西暦2000年問題取材」で、完全バテ・モードだったのが、昨日のように感じられます。20世紀も、あと10カ月でお終いですね。残り10カ月で、どんな演奏に出会えるか、楽しみです。

* 「Duo T&M 連続連弾演奏会」のページで、詳細情報を追加しました。開演時刻、会場および料金の詳細、4回目以降の演奏会スケジュールなどです。どうぞ、ご参照下さい。

* 「曲目解説」にも手を付け始めましたが、なかなかアップするに至りません。



27 February 2000

* 昨日、久しぶりに「歌劇」の公演を見に行ってまいりました。出し物は「モーツアルト:魔笛」です。「割かしモーツアルトは好き」、という妻・ゆみこと、「モーツアルトの歌劇は、全然ダメ」という夫・かずみ。しかしながら、今回「行こう」と言い出したのは、夫・かずみです。理由は演出二期会の公演なのですが、演出は、あの「実相寺昭雄氏」。そう、「ウルトラマン」「ウルトラセブン」などの「怪獣番組」、そして最近では「帝都物語」などの監督を務めた、あの実相寺氏です。

それは、素晴らしい演出でした。歌唱はドイツ語、台詞は実相寺氏書き下ろしの日本語。スペースオペラ的な仕掛けをフルに活用しての、目の覚めるような鮮やかな演出。そして「ある場面」では、懐かしの怪獣たち--バルタン星人、カネゴン、ピグモン・・などなどが「魔法の笛」に合わせて踊ります。最後は「乳児役」として、「快獣ブースカ」の人形まで登場して。舞台で火薬は破裂するは、本物の火炎が立ち上がるわ・・・六法全書の「消防法」の項目が、ちらりと脳裏をかすめた夫・かずみでした。何はともあれ、実に楽しめた3時間でありました。

* 「出版情報」を若干更新しました。



25 February 2000

* 米国の出版社「Carl Fischer」からのコメントです。もう、ご存じの方もいらっしゃるでしょうけれど、同社は昨年で、リテール(個人ユーザー)を対象とした販売を停止し、ディーラ対象の販売に専念することになったそうです。同社Webサイトでは「海外からの注文も歓迎よ」とありますが、あれはページを更新していないだけ、とのこと。従って現在、同社の出版物はディーラ経由でしか入手できません。Carl Fischerは、親切にも「このディーラに連絡をとるといいよ」と50社ほどリストアップしてくれたのですが、全部米国で、連絡先は電話番号だけ。せめて、メールアドレスを入れてくれれば嬉しかったのですが・・・。もっとも、米国出張の際には、役に立ちそうなリストですがね。

* フランスの出版社「Alphonse Leduc」のサイトにリンク。英文ページもあります。オンラインで全出版物を、分野別に検索できますが、あまりユーザー・インタフェースは良くありません。ちなみに連弾ではないですが「メシアン:鳥のカタログ」などは、同社からの出版です。



21 February 2000

* 自称・作曲家の小林亜星氏が、服部克久氏の作品を「自分の曲の盗作であり著作権の侵害である」と東京地方裁判所に訴えた民事訴訟事件の判決が、2月18日に下りました(「愁宵物語・他人の空似」を参照下さい)。結果は、小林氏側の全面敗訴。裁判の行方に注目していた、夫・かずみとしては、実に納得の行く歓迎すべき判決です。現在、判決文を入手していませんが、これを入手次第、「愁宵物語」で、詳しくコメントしたく存じます。創作活動そのものに関わる重要な判決なので。なお、小林氏側は、控訴するそうです。無駄な行為と考えられるのですが。

* 夫・かずみは、師匠でありますところの妻・ゆみこから、「今年の“御題”第一号」を拝命いたしました。題材は「
カリンニコフ:交響曲第1番(連弾版)」です。元々の管弦楽版も名曲ですが、この編曲は実に清楚。ピヤノで弾いても実に自然で、無理がないばかりか、管弦楽とは違った、別の--ピヤニスティックな--魅力があります。当分は、この楽譜と格闘になりそうですが、ある程度弾き込んだ段階で、「楽曲コメント」をアップするべく準備中です。

* 「Duo T&M 連続連弾コンサート」に、追加情報を載せました。どうぞご参照下さい。



16 February 2000

* 以下の資料を「楽譜蔵書リスト」に追加しました。

グレインジャー:緑の草原で楽しく踊ろう(連弾)。鄙びた旋律が、とても魅力的です。ベートーヴェン:交響曲第1番〜第9番(連弾版)。お家で、楽しく交響曲が演奏できます。それは楽しいリゲティ初期連弾作品集(全5曲)。最初から演奏する気--と言うか弾く技量が全くないことが明らかな、ブーレーズ様:構造・第1集/第2集

* リストには載せませんでしたが、ケテルビーの素敵なピヤノ独奏曲を集めた作品集も同時に入手。早速、妻・ゆみこが、それは楽しそうに弾いていました。

* グレインジャーを除き、ベートーヴェン、ブーレーズ様、リゲティ、ケテルビーと、何の脈絡もない楽譜をあっと言う間に取り揃えて下さったのは、ドイツMMZ社
Renee Holleさんです。Holleさん、変な日本人の「無理難題」を聞いてくださいまして、ありがとうございました。グレインジャーは、「sheetmusicplus.com」に手配して頂きました。到着するのが、かなり遅かったけれど・・・。



14 February 2000

* この3連休、「当番デスク」になっていたため、あまり自由に外出できなかった、わたしたち。昨日の午後は、久々にピヤノに向かって遊びました。「材料」は、「カリンニコフ:交響曲第1番」その他。ちょこちょこと弾いたカリンニコフの交響曲は「管弦楽で聴くのと連弾とでは、また違った魅力がある」(妻・ゆみこ)。何の変哲もない連弾譜なのですが、実に美しく響くので、正直言ってびっくりの、漫才連弾師弟です。

* 「楽譜蔵書リスト」で編曲作品に関して、ようやく「編曲者名」の殆どを入れ終えました。2、3、編曲者名が入っていないものもありますが、実用--楽譜の発注や解説の執筆--には支障がない程度に出来上がりました。
どうぞ、ご利用下さい。



13 Frbruary 2000

* 漫才夫婦師弟連弾、昨日は東京・根津−湯島−秋葉原ラインに出没しました。昨年、根津神社で購入した「破魔矢」を遅蒔きながら「返却」に行き、その足で「東京大学構内」を北から南へ最短コースで踏破、湯島天神の「梅祭り」を見てきました。湯島の梅は、7分咲きでした。さらに秋葉原まで歩き、「散策」を終えました。根津という街は、夫・かずみが3年間通った想い出の場所です。それが、どんどん姿を変えていくのを見ると寂しくなります。久しぶりで足を踏み入れた東大構内も、新しい建物がたったりして、すいぶんと変わりました。

* 秋葉原にて「他人の曲をドビュッシが2台ピヤノに編曲した」というCDを捕獲。内容は、サン−サーンス「序奏とロンド・カプリチオーソ」「歌劇:エティエンヌ・マルセル」、チャイコフスキ「白鳥の湖」、シューマン「ペダル・ピヤノのための6つのカノン形式による練習曲」、「ワーグナー:さまよえるオランダ人・序曲」です。いずれも「総合CDリスト」に登録しました。



12 February 2000


* 現在長らく絶版となっている「アレンスキー:2台のピヤノの為の組曲・第4番 作品62」と「チャイコフスキ作曲=タネィエフ編曲:交響曲第5番 連弾版」の複写譜作成を、米G. Schirmerに依頼していました。再三の督促で、同社のArchives Departmentから返ってきた答えは以下の通り。

チャイコフスキに関しては、複写譜を作成できる可能性あり。約30ドルでできる模様。アレンスキーに関しては、当社で出版の実績がないので、リクエストにお応えできない。

チャイコフスキはともかく、アレンスキーに関しては「おいおい、ちょっとまってくれよ」と言いたくなります。どの文献を見ても、最後にこの曲を出版し、絶版にして下さったのは、G. Schirmerと記載されているのですから。こちらは、きちんと調べた上で複写を依頼しているのに・・・。再度、ねばり強く交渉してみますが、あの壮麗な「アレンスキー:2台のピヤノのための組曲・第4番」の楽譜を入手することは、ほぼ絶望的になってきました。
しかし、わたくしたちは、諦めません。こうなったら、あらゆる手段をつくしても、この楽譜を入手する所存です。このまま引き下がったら、悔しいですからね。

出版情報」を若干更新致しました。「ドレミ楽譜出版社」は、最近頑張って連弾譜を出していますね。



10 February 2000

連弾閑話」に「コピー譜は、こうして整理する!」を追加しました。合法的にコピーした楽譜の整理でお悩みの方の、ご参考になれば幸いです。連弾/2台ピヤノ/編曲物の楽譜は、往々にして「絶版」となる運命にさらされております。そうした楽譜は「コピー譜」として入手することになるのですが、わたくしたちも、その整理に散々悩みました。その「解決策」の一端をご紹介致しました。


07 February 2000

* 一昨日(5日)は、このページで知り合った「カモ家さん」ご一家と「新年会」。このご家族のお嬢さん2人(小学校3年生と同2年生)の、連弾コンビが凄いのです。最初に生で聴いたとき、わたしたちは「信じられないようなもの」を見た気分になりました。その後、わたしたちも出席した昨年12月の某演奏会では、それは見事な「シャブリエ:道化た行進」の演奏を聴かせてくれました。そんなご一家との「新年会」なので、「れんだん」の話題が続々と。楽しいひとときでした。

このページの読者でいらっしゃる「うさぎさん」から、アーノルド・フリードという方の作曲した「1着、2着、3着」という「競馬」をテーマにした、それは楽しい連弾曲の楽譜を頂きました。「うさぎさん」、ありがとうございました。早速「楽譜蔵書リスト」に登録しましたが、このフリードという作曲家のことが、まったく分かりません。どなたか、ご存じの方、ご教授願えれば幸いです。なお「1着、2着、3着」は、もともとは管弦楽のための作品で、それを連弾用に編曲したものです。

* まったくの久々に、「楽曲コメント」を執筆しました。俎上に挙げたのはレーガーの名作モーツアルトの主題による変奏曲とフーガです。原曲の管弦楽スコア、連弾譜、2台ピアノ譜を比較しながら、コメントしました。そのため、ちょっとばかり、データ量が多くなり、表示に時間がかかります。
ご了承下さい。



01 February 2000

* あっと言う間に、もう2月です。昨日のこと、亜米利加合衆国から、大きな段ボール箱が届きました。そうです。2000年問題のおかげで、お正月に休みも取らずに働いて、ちょっとだけ「切れて」、ネット上で衝動買いしてしまった、あの楽譜の「一部」が届いたのです。今回届いた楽譜は、2台ピヤノ用の煌めくような小品「コリリアーノ:万華鏡」、同じコリリアーノの楽しい連弾曲「見晴台のダンス」、それにラフマニノフ自身の編曲によるピヤノ協奏曲第4番(2台版)。このラフマニノフの協奏曲、管弦楽パートが実に綺麗な「ピヤノ曲」となっているのに新鮮な驚きを感じます。死の直前に管弦楽パートをピヤノ譜としてほぼ完成させ、不完全だった箇所をロバート・ラッセル・ベネットが補筆・完成させたバージョンです。これは、完全な「2台ピヤノ曲」ですね。先般紹介したグレインジャー編曲の「グリーグ:ピヤノ協奏曲」と、相通じるところがあります。いずれも「楽譜蔵書リスト」に登録いたしました。追って、詳細解説を掲載いたします。

* その他、同じ段ボールの中に何が入っていたかと言うと、「アイヴズ:交響曲第4番」と「レーガー:ベックリーンの絵画による4つの音画」の指揮者用フルスコア。これには、さすがの妻・ゆみこも呆れ顔。そこで言い訳する、夫・かずみであります。アイヴズの交響曲は独奏ピヤノ、大管弦楽、合唱の為の壮大な作品でありますが、実は管弦楽の中に「連弾ピヤノパート」というのがあるのです。まあ、それもあることですし、夫・かずみにとって大好きな作品なのでスコアを見たかった、というのが言い分。「じゃ、レーガーは?」との問いに、「単に見たかったから」と、素直に答えた、夫・かずみでありました。「CDを聴きながら、管弦楽のスコアを見ると、ああ、この箇所は、こんなふうな構造になっているんだと、納得できてとても面白いんだよ」と、力説する夫・かずみ。これには、妻・ゆみこも納得してくれました。何でも、妻・ゆみこのピヤノの師匠が、まったく同じ事を言っていたとのこと。・・・と言うわけで、大きな段ボールが届いたにも関わらず、平和な連弾師弟夫婦でありました。
まったくもって、音楽を通じて理解し合える夫婦とは、幸せなことであります。しかしながら、こうして衝動買いをしたのは、みんな「西暦2000年問題」がいけないのです。ちなみにアイヴズとレーガーのスコアは、送料込みでも国内価格の半額以下で購入できました。


30 January 2000


* 「ファンタジア2000」、鑑賞して参りました。“前作・ファンタジア”に、勝るとも劣らぬ出来映えです。ミッキーマウスが登場する「魔法使いの弟子」は、旧作を画質・音質共にディジタル・リマスタリング。あの有名な、ミッキーとストコフスキーの握手シーンもそのまま出てきます。ストコフスキーと握手したミッキーは、いきなりカラー/3Dになって、今度はジェームス・レヴァインのタキシードを引っ張ります。ミッキーの出てくる「魔法使いの弟子」以外はすべて新作。特に、クジラの親子をモチーフにした「レスピーギ:ローマの松」と、ドナルドダックが主演する「ノアの箱船」をテーマとした「エルガー:威風堂々」圧巻です。見ていて、夫婦共々、涙を流したくらいの、素晴らしい出来でした。アニメの制作にハードウエアはシリコングラフィックスのワークステーションを、プログラミングとモーション・コントロールはオブジェクト指向技術を駆使している、と“舞台裏”が解っているはずの夫・かずみですら、涙を流して感動です。

ただひとつの不満は、言葉がすべて「吹き替え」となっていたこと。せっかくレヴァインやパールマン、バトルたちが喋っているというのに・・・。せめて字幕スーパーくらいにできなかったか、と夫婦共々恐ろしく不満でした。

* 2台ピヤノ曲のCDを3枚捕獲。レーガー編曲の「
ワーグナー名作集」は、永井幸枝さんとD.アハツさんの演奏。演奏は良いのですが編曲が意外と平凡で、がっかりしました。レーガー:2台ピヤノのための作品集」(ETERNA 0031422BC)は、まずまずの出来。「アイヴズ:4分音のための3つの小品--2台ピヤノ」(ERATO 0630-14638-2)は、やけに醒めた演奏でちっとも面白くありません。せいぜい、作品の概略を正確に伝える、程度の演奏です。期待はずれ。いずれも「総合CDリスト」に、データを追加しました。


29 January 2000



93年11月:F.Gulda氏東京公演時のプログラム
* 本当は昨日、とても楽しい一日になる筈でした。ところが朝刊を開いてびっくり。わたしたちの大好きな「フリードリッヒ・グルダ氏」が亡くなりました。享年69。本当に素敵なピヤニストでした。

* 夫・かずみにとっては、93年11月、彼の東京における演奏会が忘れられません。夫・かずみが聴いたのは、モーツアルトのコンチェルト20番と、彼の「コンチェルト・フォー・マイセルフ」。本当に楽しい演奏でした。特に自作の演奏で見せた、それは素敵な笑顔。「ほら、音楽って、こんなに楽しいんだよ」と、からだ全体で表現して。熱狂の坩堝と化した演奏会場でした。もちろん夫・かずみも“熱狂”に加わったひとり。プログラムを丸めて頭上で振りかざし、「キェーッ、キエーッ!」。そうした聴衆に応える笑顔が、瞼から去りません。本当に幸せな瞬間でした。

* 先般ウイーンを訪れた際、楽譜店「ドブリンガー」の店頭で、コンツエルトハウスの客席で、「ひょっとしたらグルダ氏が現れるかも」と、淡い期待を抱いた、わたくしたちでありました。もう、あのウイットにとんだ、素敵な演奏を、生で聴くことはできないのですね。



26 January 2000


* 首都圏では冷え込みが一段と厳しくなって参りました。皆さんのところでは、如何でしょう? そんな寒さの中で、我が家の「水仙」が開花を始めました。張りつめた空気の中で開く花には、ほっとする“何か”を感じさせます。「春を予告する息吹」を、花々が主張しているからかも知れません。拙宅のベランダに、メジロさんも、うろちょろしております。

* 「Duo T&M」による「連続演奏会予告」をアップしました。名曲・秘曲が目白押しです。どうぞ、ご参照下さい。選曲には、漫才夫婦連弾師弟の、わたくしたちも参画させていただきました。



24 January 2000

* 約1カ月ぶりに「出版情報」を更新致しました。坂本龍一氏の連弾曲集が、新たに出版されました。

* 先般予告した「Duo T&M」による、連続連弾演奏会の予告、近日中にアップします。第1回は4月22日(土曜日)で、すべてフランスの連弾オリジナル曲となります。



23 January 2000

* 一昨日から昨日にかけて、漫才夫婦連弾コンビは、久々にドライヴにでかけました。夫・かずみが年末年始の4日間、例の「2000年問題」がらみで、働きづくめだったことへの代休取得です。出かけたのは、那須および日光方面。那須は粉雪が舞っておりました。わたくしたち、普段は雪と接していない者にとって、ライトに照らし出される粉雪は幻想感を誘います。そう、2カ月前、プラハからウイーンに向かう列車の中で、街を通り過ぎるたび、粉雪が照らし出されて、街路に舞う---それは神秘的な風景であったことを、ふと、思い出しました。普段から「冬には雪がある」という場所にお住いの方には、何の変哲もない光景かも知れませんが。とてもゆったりした、休日でした。

* 「楽譜蔵書リスト」において、「編曲物」に関して編曲者名を加える作業、9割方終えました。あと、少しで完成です。出来たがった分までを、サーバーにアップしておきます。あと2〜3日中には、完全なものが仕上がります。ただし、それは日本語ページのみ。これから、英文ページにも手を付けなければなりません。



20 January 2000

* 一昨日(18日)、ドイツから、しっかりと梱包された郵便物が届きました。差出人は「C.F.Peters,Frankfurt」。そう、以前わたくしたちが「絶版譜の複製を作成して下さい」と依頼していた楽譜が届いたのです。荷を解いてびっくり。「これがコピー譜か!」という素晴らしい出来映えです。譜面そのものは非常に鮮明、使っている紙は同社が通常の楽譜出版物で使用しているものと同じ。しかも、糸綴じで、非常に綺麗に、かつ堅牢に、めくりやすく製本されているのです。これには感激です。これで「絶版楽譜でも入手できる」という道が開けました。例え、一愛好家のリクエストであっても。この事務処理をすべてこなして下さった同社のI.Panter女史に深謝致します。Pnterさんとわたくしたちの間では、何通ものメールとファクシミリが行き交いました。本当にありがとうございます、Panterさん。そして、楽譜を丁寧に複写し製本して下さった、同社のエンジニアさんに重ねて深謝です。

* ちなみに送られてきた楽譜は「チャイコフスキー:交響曲第4番」「レーガー:ある悲劇への交響的プロローグ」。いずれも連弾版です。レーガーの「ある悲劇への・・・」は、Petersへの発注後、ウイーンのドブリンガーで偶然に入手していたのですが、--このとき、まだPetersからは複写譜作成可能かどうか返事がなかったので--新しく来た楽譜は「保存用」として大切に保管することにします。「楽譜蔵書リスト」に、このチャイコフスキー:交響曲第4番を追加しました。レーガーは追加済みです。後日、「
絶版楽譜入手の顛末記」を、このサイトのどこかに掲示しますので、参考にして下さい。

* なお、「楽譜蔵書リスト」の中には、たくさんの「編曲物」が含まれています。そこで、編曲者の名前を追加する作業を開始しました。今日の時点で半分くらい終わっています。来週中にすべての編曲譜について、編曲者名を記載し終わる予定でいます。本日アップしたのは「暫定版」です。



19 January 2000

* 最近、「結婚式で連弾をやりたいのですが、どんな曲が良いでしょうか?」という、お問い合わせが増えてきました。そこで、「連弾閑話」に「結婚式で弾く曲は・・・」を追加しました。ご参考になれば、幸いです。


16 January 2000

* これを書きながら、故ユージン・リストが弾くグレインジャーの「ロンドン・デリー」を聴いています。何度繰り返し聴いても飽きません。もちろん、ピヤノ・ソロです。残念ながらグレインジャーは「連弾版」を残してくれなかったようです。この連弾があったら、どんなに弾きたいことか。「なら、お前がそれを連弾に編曲すればいいじゃないか」という意見も出そうですが、畏れ多くてできません。ちょっとでも手を加えたら、あっと言う間に壊れてしまいそうな、繊細なガラス細工のような「ロンドン・デリー」なので。

* 「楽譜蔵書リスト」に「
ラフマニノフ:イタリアン・ポルカ(連弾版)を追加しました。この曲、そしてこの楽譜には、様々な「疑問点」があります。この点については、後日「曲目解説」で、詳しく述べたいと考えております。ちなみに入手した楽譜は、当初予定していた「Forberg版」ではなく、「Belwin=Warner版」となりました。両版の相違点についてご存じの方、どうぞご一報下さい。

* 本日午後、夫・かずみは、某テレビの収録があります。討論会のコメンテータなので、何だか草臥れそうです。しかも、番組2本分。・・・あ、「音楽番組」ではありません。“本職”としての出演なので、「連弾」に関するコメントは致しません。念のため。



15 January 2000

* 相互リンクを2カ所追加しました。いずれも、膨大な「リンク集」を持つ便利なページです。ひとつは「音楽図書館協議会」、もうひとつは柳田俊一さん主宰の“「音」と「音楽」の風琴”のページです。両ページの概要は「演奏の仲間とリンク集」をご参照下さい。相互リンクをして下さった、音楽図書館協議会と柳田俊一さんに深謝いたします。


13 January 2000

* 昨日(12日)に書いた「生命と愛の詩」に関する記述で、夫・かずみの誤解による大きな誤りがありました。下記の「12日分記述」は誤りを訂正し書き直したものです。大変失礼致しました。参考とした文献は、「生命と愛の詩」(2台版)に付いていた詳細な英文解説とグローヴ音楽事典です。今後は、こうした誤りがないよう、十分注意致します。また、当ページで事実に関する誤りを発見された方、どうぞご一報下さい。宜しく、お願い致します。


12 January 2000

* F.ディリアスの「生命と愛の詩」(Poem of Life and Love:2台ピヤノ版)という“妙”な楽譜を捕獲しました。この楽譜の存在は、ピヤノ・デュオに関する、どの文献にも出ていません。元々は管弦楽のための作品で1918年に作曲が始まりました。ところが、この作品自体は“未完成”。その“未完成作品”をバルフォア・ガーディナーという人が2台ピヤノに編曲し、さらにエリック・フェンビーが完成させた・・・という、妙な経緯で“形成”された、2台ピヤノ用作品です。

* 補足すると、晩年に失明したディリアスはフェンビーの助けで、「生命と愛の詩」を元にして1930年に管弦楽曲「夏の歌」(A song of summer)を完成させました。ただし“未完成”とは言え、「生命と愛の詩」の管弦楽スコアは、ほぼ完成状態。細かい指定を書き込むだけであったようです。しかし出版社に対しては「未完成である」と通達していました。ところが他の仕事に忙殺されたディリアスは、この作品を「完成状態」にまで持って行くことができませんでした。その後、1928年にガーディナーという人が、これを2台用に編曲、フェンビーがそのピヤノ版最終稿を固めたのです。残念ながら管弦楽スコアの原稿は「紛失」だそうです。「夏の歌」は、「生命と愛の詩」から主要な部分を抜き出して、最終的にフェンビーが完成させた管弦楽曲です。なお、2台版楽譜の版元は、その名も「The Delius Trust」。販売はBoosey & Hawkes。どなたでも購入可能です。例によって「楽譜蔵書リスト」に登録しました。



10 January 2000

* 昨日の朝、ウイーンから大きな荷物が届きました。昨年11月にウイーンを訪問した際に、著名楽譜店「Doblinger」で購入した大量の「中古楽譜」が届いたのです。Doblinger訪問の顛末を「連弾閑話 七」で報告しました。購入した楽譜もリストアップしてあります。どうぞ、ご参照下さい。しかし、これだけ購入して、送料込みで2万円とは驚きであります。

* また、上記楽譜は、すべて「楽譜蔵書リスト」に登録しました。



09 January 2000

* 「西暦2000年問題」関連取材で、完全にグロッキーになっていた、夫・かずみ、ようやく体調が元に戻ってまいりました。

* 
中畑淳さんから、大変貴重な「アレンスキー:カノン形式による組曲(組曲第5番)」の全曲楽譜を頂きました。8曲で構成する曲ですが、第8曲を除いて、長らく絶版。中畑さんがご研究のため入手された複写楽譜を、無理をお願いして再複写して頂いたのです。中畑さん、ありがとうございました。
ちなみに
今回の複写行為は、著作権法の定める許容範囲内です。なお、原資料の所在は、北海道教育大学・函館分校です。公共施設としては日本国内では、ただ1カ所、ここだけに存在する模様です。早速、「楽譜蔵書リスト」に追加しました。

* 夫・かずみの「
CD超整理法」が、ついに崩壊しました。特段、ジャンルやレーベルで分類せず、「聞いた順に積んでおく」という「保存方法」です。もちろん、過度の湿気や乾燥、太陽光等から保護するため、クローゼット中に厳重に保管しているのですが。ところが、積んであったCDが一気に崩壊、どこに何があるのか、まったく分からなくなってしまったのです。とりあえず「アルゲリッチさまのCD」(約60枚)と「ピヤノデュオ関連CD」(100枚強)だけは整理しました。でも、残り800枚以上は、どうにもならなくなって、とりあえず段ボールに収納しました。もう、どこに何があるのか、皆目検討が付きません。また、どうやって整理していいか、途方に暮れている次第です。


04 January 2000

* 明けまして、おめでとうございます。本年も、当「楽しい連弾の部屋」を、どうぞご支援下さい。

* で、新年早々、
笑い話をひとつ。英Boosey & Hawkesのカタログに「ピーターと狼」(連弾版)があるのを発見。昨年末に、さまざまな楽譜と一緒に発注したのですが・・・。その一部が3日に到着。そして、中から出てきた「ピーターと狼」は、何と日本の「全音楽譜出版社」「ピアノ絵本館・(6)」!!! 気の毒に、この楽譜さん、東京とロンドンを往復する羽目になった訳です。ちなみに日本での価格は2332円。これを2682円で購入してしまった、間抜けな夫・かずみです。でもね、BooseyのWebショップには、これが全音版であることなど、ひとことも書いていない
しかもプロコフィエフ作品に関する大半の著作権はBooseyが持っているので、Boosey版と勘違いしても仕方ないことかも知れませんね。まあ、楽譜に罪があるわけでなし。それにもともと購入しようとしていた楽譜なので、まあいいか・・・という気分です。

* それはともかく、Booseyは間抜けなことを、ひとつやりました。ラフマニノフの「イタリアン・ポルカ」(連弾版)を発注したのに、「2台版」が来た! しかも納品書には「for 1 piano 4 hands」と明記してある。やってくれましたね、BooseyのTim君。早速、明日送り返すことに致します。

* 「楽譜蔵書リスト」にバーンスタイン「キャンディード(抜粋:連弾版)」と、「ピーターと狼」(連弾版)を追加しました。





更新情報へ  総目次へ