2000年第4四半期の更新履歴

30 December 2000


* 激動の20世紀も、あと2日になってしまいました。もっとも「激動」というのは、いつの時代でも変わらないのかも知れません。我々自身が、この時代を生きているからこそ、身をもって「激動」と感じるのでしょう。

* オランダのピヤノ・デュオ「Jeannette BiesbroeckさんとErik van Venetieさん」がWebサイトを立ち上げました。「リンク集」に追加してあります。是非ご参照下さい。

* 2001年1月分の「ピヤノ・デュオ」関連演奏会、既に登録分のほか、全然見当たりません。今からでも遅くありません。どうぞ情報をお寄せ下さい。もちろん、2月以降の演奏会情報も大歓迎です。



29 December 2000

* 連弾楽譜を、いくつか捕獲しました。
まず、Universal Editionのご厚意で、
マーラーの交響曲第3、4および9番の連弾譜をコピーして頂きました。もちろん対価はお支払いしましたが。書庫の中から原譜を探し出しコピーの労をとって下さったIrmgard MaierさんとMonika Strickerさんに感謝します。

* ネット上をフラフラしていたら、某・音楽書専門の古書店が魅惑的な楽譜を出品していました。
ディリアス「小管弦楽のための2つの小品」「ダンス・ラプソディ第2番」「夜明け前の歌」の連弾版。それにリアドフ「ババー・ヤガー」(連弾版)です。随分と迷った末に、結局捕獲。以上は「楽譜リスト」にアップしました。

* ディリアスなどを出品していた古書店で、偶然にも
レーガー「ある悲劇への交響的プロローグ」のフルスコアを発見! これは市販品でないので滅多にないチャンス。思わず捕獲しました。これで手元にある連弾版との比較ができます。

さらに「モスクワ音楽センター日本支部」が販売していた、
カリンニコフ「交響曲第1番」のフルスコアを連弾譜と比較しようと衝動買い。

もはや、昼食代や他の教養費の削減だけでは賄えず、社内および関連会社からの依頼原稿(主に書評)を片っ端から受諾する地獄に陥った、間抜けな夫・かずみかずみでありました。「
呆れて、もう何も言えないわ」(妻・ゆみこ)。


25 December 2000

* このところ珍しい連弾楽譜を捕獲したので、こちらにアップしようとして準備していたのであります。夫・かずみは「物の整理」が不得意。机の両脇に楽譜だの資料だの積んでおいたらば---妻・ゆみこが「少しは片づけたら?」と忠告したのに無視していて---「カサコソ・・・」と音がした、と思ったら積んでいた物体が一気に崩れ落ちてきてしまいました。楽譜、事典、カタログ・・・あらゆるものが机の上から滑り落ち、最後は大型の管弦楽スコア(ハードカヴァー)が足の上に「ドォーン!」。「アイタタタぁ」。完全崩壊状態の、夫・かずみ書斎です。・・・と言うわけで、捕獲した連弾楽譜のアップは、ちょっと見送りです。

* 「連弾閑話」に「
ょっと良い話し---そしてペダリング」をアップしました。下記(18日付け)で予告したお話しです。ご参照下さい。


18 December 2000

* 連弾にまつわるお話で、非常に心が温まお話を耳にしました。ちょっと、その辺では見かけないような、それは素晴らしいお話です。あまりにも素敵だったので、わたしの友人であり連弾愛好者が語った、その素敵な話題を、自分の胸だけに留めておくのは、非常な損失だと考えました。そこで、この話をアップすべく鋭意準備中です。みなさまにとって、今世紀最後の「心暖まる話し」のひとつとなることは、確実です。普段、ハイテク/経済/経済司法の担当で、そうした無味乾燥やら慌ただしいニュースばかりを処理している、夫・かずみ。久々に心が温まる文章をかけるとあって、意気揚々としておるしだいです。アップまで、今しばらくお待ち下さいませ。

昨日、わたくしたち夫婦が、年に1回だけ公衆の面前で連弾を披露する、という演奏会がありました。出演者は国際コンクール入賞級や大学教授クラスの演奏家から、わたくしたち素人まで様々。ワインや麦酒などを飲みながら、演奏者と聴衆が一体になって楽しもう、という催しです。分野も連弾だけでなく、ソロあり、室内楽あり、声楽ありと、ジャンルも様々。

わたしたちは
Kalinnikov」の交響曲第1番(連弾版)をやるべく準備をしていたのですが、3週間前になって夫・かずみが破綻。妻・ゆみこは完全に仕上がっているというのに・・・。

さあ、どうしよう・・・と困っていたところに天から降ってきたのは
「A.Rubinstein:Six Characteristic Pictures Op-50」これは本当に素敵な曲でした。オリジナル連弾曲として、もっと知られてしかるべき作品です。

その他、夫・かずみの余興「
ぞうさん」を「ヴォータンの別れと魔の炎の音楽」風にやったところ、会場中が一瞬凍り付いた次第でありました。妻・ゆみこは、友人の「たぬきさん」とやった、Rachmaninoff:ピヤノ協奏曲第2番(連弾版)で大受けです。

もちろん、その後も様々な演奏が続きます。信じられないようなテクニックを備えた「美少女小学生デュエット」国際級演奏家による名曲・名演の数々。・・・と言うわけで、この演奏会の準備で更新が少々止まっておりました。済みません。年末年始にかけて、何とかいつものペースに戻す予定です。



11 December 2000

* 以前「連弾の小品集・曲集」で、Boosy & Hawkes社の「20th Century Classics Vol.1 & 2」について「編曲者不明」と書いたところ、New Yorkの豊永さんから「Roger Brisonという方の編曲ですよ」とのご指摘がありました。で、よくよく楽譜を見ると、ご指摘の通り、編曲者名が明記されておりました。完全に当方の見落としです。このため当該記述を訂正しました。ご指摘を下さいました豊永さんに感謝いたします。ありがとうございました。読者の皆様、こうしたご指摘などがありましたら、是非お寄せ下さい。お願いいたします。

* 先般購入した「
Ingryd Thorson & Julien Thurber」による「Rachmaninoff Complete Works for Two Piano and Piano Four and Six Hands」の詳細を「CDリスト」にアップしました。「Newマーク」をつけてあります。Rachmaninoffの項目からご参照下さい。


08 December 2000

* 勢いづいて、楽譜を購入し過ぎてしまった、夫・かずみ。思わず呆れる、妻・ゆみこ。あわや夫・かずみは「中村うさぎさん状態」か、と思われましたがそう言うときに限って、わんさかと書評の依頼が来て、ほっと一息。技術書の書評が中心ですが、中に何と「モーツァルトはどう弾いたか インターネットで曲が聴ける」などと言うのも混ざっていました。

* とても良いCDを捕獲。一部の編曲作品を除くS.v.Rachmaninoffの全ピヤノ・デュオ(6手も含む)を収録した「
Rachmaninoff Complete Works for Two Piano and Piano Four and Six Hands」という2枚組のCDです。まだ通しで1回しか聴いていないので「CDリスト」には登録していませんが、期待をはるかに上回る良い演奏でした。演奏者は、Ingryd Thorson & Julien Thurber (6手はDavid Gardinerが加わります)。いずれも未知の演奏家でしたが、とても立派な演奏です。CDを出している会社は、デンマークの「Paula」。CD番号は「PACD 46」です。これから何度か聴いた上で後日、演奏評価も含めて詳細を「CDリスト」にアップします。今しばらくお待ち下さい。

* 経営コンサルタントでアマチュア作曲家「村山誠さんのページ」と相互リンクしました。概要は「演奏仲間とリンク集」の「ピヤノを含む音楽愛好家のページ」に掲載してあります。ご参照下さい。



05 December 2000

* New Yorkで活躍中の彫刻家・豊永さんのページ「Red Kill Studio」にリンクしました。概要はリンク集「Web友達と、馴染みの場所」の「美術関連」をご参照下さい。で、何故、彫刻家の方のページとリンクか・・・と言うと、豊永さんは連弾愛好者でいらっしゃるからです。

* わたくしたちのページと相互リンクして下さってる、イタリヤのピヤノデュオ「DUO PIANISTICO DI FIRENZE」のページが
全面リニューアル。同デュオ・Sara BartolucciさんとRodolfo Alessandriniさんの自己紹介などに加えて何と「Piano Duo Link」を設置。ピヤノ・デュオを専門に集めたリンク集は、初めて見ました。愛好者必見です。

* 昨年、当サイトの「愁宵物語 其の七」で、高嶋哲夫さんの著書「イントゥルーダー」に関して、かなり辛辣な批評を書きました。そして先月中旬、何と著者の高嶋さんご本人から、丁重なメールを頂きました。それを当該ページ末尾に「
後日談」として掲載しました。ミステリー/サスペンスがお好きな方は、是非ご参照下さい。高嶋さんの近著に触れてあります。高嶋さん、ありがとうございました。


03 December 2000

* 「連弾閑話」に「其の壱四:愛読コラムでガッカリ」を追加しました。ある新聞のコラムを読んで、結構怒った、夫・かずみであります。

* 遅くなりましたが、12月以降のピヤノ・デュオ関連演奏会の情報を「演奏会情報」に投入しました。今回はちょっともたついていて、開催日を過ぎてしまった演奏会がありました。申し訳ありません。

* 夫婦共々風邪をひいてしまい、沈没状態の週末です。



29 November 2000

* 久々に楽曲コメントを追加しました。
たまには、とてもポピュラーなものを」と、作曲家欄として「グリーグ」を新設、「
ペール・ギュント」についてコメントしました。で、この際だったので、グリーグの連弾および2台ピヤノ用作品の、ほぼ全貌が把握できるようにオリジナル曲/編曲物を取り混ぜてリストアップしてみました。ご参考になれば幸いです。


25 November 2000

* ますます冷え込んで来ましたね。空気も乾燥してきましたし。関東南部は寒暖の差が激しくて、油断をすると体調を崩しがちですが、気候のせいか、自宅のピヤノの「鳴り」は、心なしか良いようです。

* シンフォニア岩国(山口県岩国市)の持田さんから、仲道郁代・祐子さんのデュオ・リサイタルの追加情報を頂きました。持田さん、ありがとうございました。皆様も、どうぞご自身やお知り合いの演奏会情報を、どしどしご提供下さい。この情報ページが「デュオ演奏会情報」で一杯になることを、楽しみにしております。

* 楽曲コメントに加えて絶版楽譜を入手する方法
だから、あなたも諦めないで!」を準備中です。詰めが甘いのでもう少し時間がかかりそうですが、気長にお待ち下さい。準備中コンテンツばかりで済みません。完全に情報が集まり切るまでは、アップしたくないものですから。「極力確実な情報を提供するため」と、どうぞご理解下さい。・・・といっても、完全な情報提供や批評、というものはあり得ないのが悩みなのですが・・・。

ごく最近、まったく衝動的に、あちこちに楽譜を発注してしまいました。部下からは「中村うさぎさん状態」になるぞ、と脅されています。予算のある方は別としてクレジット・カード決済には、十分注意いたしましょう(注意しなければならないのは、自分のことだって?)



20 November 2000

* このところ忙しさが抜けない夫・かずみ。妻・ゆみこも、その影響を受けている毎日です。先週は「雪の札幌」に出現した夫・かずみでありました。今回は残念ながら旅行ではなく仕事です。そんなあわただしい日々ですが、昨日は友人の「燐寸さん」が企画して下さった奥多摩の酒造探訪会に出向いて来ました。「紅葉を愛でながら、新酒を頂こう」と言うわけです。伺ったのは「小澤酒造」。こちらは予約なしで酒造所見学ができます(ただし、この12月から2001年4月までは改装のため非公開)。多摩川沿いの素敵なところで、気分転換にはもってこいでした。食事処などもありますので、東京近辺でご興味がある方は訪ねてみてはいかがでしょう?詳しくは同社の「澤乃井ホームページ」をご参照下さい。

* 「出版情報」を更新しました。今回は三善晃さんの2台用ピヤノ曲の紹介です。

* このところ、作品紹介が停滞しております。いくつかコメントしたい作品はあるのですが、ちょっと準備不足です。再開まで、いましばらくお待ち下さい。



12 November 2000

* 静岡の赤池夫妻から、ご夫妻の参加されていらっしゃるグループの演奏会情報を頂きました。何と「リムスキ=コルサコフ:シェエラザード」の連弾版が含まれております。この曲が公開の場で演奏されるのは非常に珍しいことです。「演奏会情報」に追加しました。情報を提供して下さった赤池さん、ありがとうございました。

さて、先般ちょっとお知らせした「超絶技巧ピヤノ医師・夏井さん」から頂いた「面白い楽譜」とは、まず、ワルター・ギーゼキングが作曲した連弾曲「子供の歌による遊技」(仮訳)です。あの「キラキラ星」を主題とした絶妙な変奏曲。これは珍品です。もうひとつ。W.A.モーツアルトの「自動オルガンのための幻想曲 Kv.608」をブゾーニが2台ピヤノ用に編曲した作品。今日、通常はこの曲を連弾で演奏しますね。夏井さんから頂いたのはBreitkopf版。この楽譜は現役です。2点とも「楽譜リスト」に追加しました。楽譜を下さった夏井さんに、深謝いたします。



11 November 2000

* 購入と拝聴が遅くなってしまいましたが、アルゲリッチ様伊藤京子さんによるピヤノ・デュオのCD(東芝EMI)。曲はプロコフィエフ:古典交響曲(2台)、ドビュッシ:小組曲、ショパン:ムーアの民謡風の歌による変奏曲。非常に楽しい演奏です。どなたにもお勧め。ただしドビュッシとショパンで「強烈なアルゲリッチ様」をお求めの場合にはややご不満な向きもあるかと存じます。古典交響曲の編曲としての出来は、標準レヴェル。

ちょっと前の録音ですが、
アレクセイエフデミデンコによるメトネルラフマニノフの2台ピヤノ曲集も入手しました(Hyperion)。これが、なかなかの出来。特にメトネルは、崩壊寸前のロマンティシズムを見事に音にした素晴らしい出来。是非、多くの方に聴いて頂きたい録音です。

上記2枚、いずれも「作曲家・作品別CDリスト」に追加し、「NEWマーク」を付けました。CD番号や演奏評価など個別情報は「そちら」をご覧下さい。



09 November 2000

* 山口県民文化ホールいわくに(シンフォニア岩国:山口県岩国市)の持田さんから、同ホールで開催される「仲道郁代&祐子 バレンタイン・デュオ・コンサート」の情報を頂きました。「演奏会情報」に掲載してあります。持田さん、情報提供ありがとうございました。

ちなみに「演奏会情報」は、いったん掲載した演奏会に関しても新しい情報が入り次第、当該演奏会の内容を、より詳しくご紹介すべく順次データを追加しています・・・といってもスペースの関係で掲載できる情報は限られておりますが・・・。何はともあれ、ちょくちょく覗いてみて下さいませ。

* 昨夜のわたくしたち、「
アルゲリッチ様+マイスキー氏」の演奏会に伺いました。お二方ともパワー全開・火花炸裂の壮絶な演奏! アンコールが終わっても延々と鳴りやまない拍手。最後は客席全員が立ち上がっての大声援。こちらで「コンサート報告」をしようとしていたのですが文字にするのが無意味な気がしてきましたので、差し控えることに致しました。

* 超絶技巧ピヤノ医師・夏井さんから「
面白い楽譜」を頂きました。近日中に「楽譜リスト」にアップした上で、こちらで概要を報告致します。夏井さん、ありがとうございました。


04 November 2000

* 「Alphonse Leduc」から、レイナルド・アーンの連弾作品に関する出版情報の回答を得ました。「出版情報」をご参照下さい。


02 November 2000

* 気が付けば、もう11月。心なしか、冷え込みが厳しくなってきたように感じます。

* 
柳内さんから「藤満 健さん & 生駒彰子さん」のピヤノ・デュオ・リサイタルの情報を頂きました(11月13日)。「演奏会情報」に収録した曲のほか、シャブリエやラフマニノフと、多彩なプログラムです。情報提供下さいました柳内さんに、御礼申し上げます。

* この週末、休暇を取って北海道(登別、札幌、小樽)を回って来ました。北海道は、もう晩秋。そのお話を書こうとしていたのですが・・・戻ってきてメールボックスを開けたら、例によって多数のメールが。その中に、友人の訃報が入っておりました。夫・かずみにとって仕事関係では数少ない親友である方の配偶者の訃報でした。家族ぐるみでおつき合いしていたので、どうにも居たたまれない気持ちになっております。ご病気になられた時点で打ち明けられ、一時は順調に回復に向かっていたのですが、わたくしたちが旅行に出た翌日あたりから、様態が急変したとのことでした。家族を残して世を去らねばならなかった人の心、そして残された友人の心中を想うと、どうにもならない悲しさが襲って来ます。働き盛りの若い人の訃報を受けるたびに、「人生とは何だろう」と考えて落ち込んでしまうわたくしたちです。

* そう言えば、昨年の晩秋、ウイーンから帰ってきたわたしたちを待っていたのはジャーナリストとしての先達で、わたくしたちの「婚姻届」にサインをして下さった恩師の訃報でした。何とも陰鬱な巡り合わせです。夫婦ともどもで、心の中に「重い物」を抱えている、きょう、この頃です。



28 October 2000

* 「出版情報」を更新しました。レイナルド・アーンの「ピヤノ協奏曲」(2台用編曲)などについてコメントしてあります。どうぞ、ご参照下さい。

* ちなみに、わたくしたちが「出版情報」で掲載するのは、「出版社が報道用プレスリリースを出して出版を明言した」、「出版社がWebページを通じて公式に出版を表明した」、「わたしたちのいずれかが楽譜店で現物を目撃し、出版社に確認を取った」「出版社が最新カタログに新譜として掲載した」の、いずれか一つ以上の条件を満たしている物に限って掲載しております。これは「情報の確実性」を維持するためです。そのため、実際の出版からこちらでの紹介に遅延が出るケースもあります。どうぞ、ご了承下さい。あるサイトで、こちらで紹介した楽譜に関して「そんなの前から出ているよ」との、ご批判がありました。当方としては1次ソースに確認が取れた段階で掲載/紹介しているために、どうしても遅延が生じてしまう場合があるのです。その旨、ご理解頂ければ幸いに存じます。



27 October 2000

 ムジクケラー音楽事務所渡瀬さんから、伊藤康英さんの連弾演奏会の情報を頂きました。演奏者の伊藤さんは作曲家兼ピヤニストです。伊藤さん作曲の吹奏楽曲の連弾版やホルスト、フローラン・シュミットと、多彩な演奏曲目です(11月8日)。早速「演奏会情報」に収録しました。情報を提供下さった渡瀬さん、ありがとうございました。

* そのほか11月以降のピヤノ・デュオ関連演奏会情報を「演奏会情報」に大量に投入しました。ご参考になれば幸いです。

* このところ、わたくしたちに対する「問い合わせメール」が増えてきました。とても嬉しいことなのですが、最近、送信者のお名前が全くないメールも増えてきております。これには、返信するにも、ちょっと困っております。ファミリー・ネームだけでも結構ですし「山田の案山子」「群馬のコモドオオトカゲ」「スッポンのケンちゃん」といったハンドル名でも結構です。ひとこと「名乗り」を上げて頂けると有り難い次第です。相手名が分からないと、こちらとしてもマナー上、返信の書き出しができません。そうした意味で、送信者名のないメールにはお返事が書けません。何卒よろしくお願いいたします。



26 October 2000

* ピヤノ・デュオ演奏会に関して2件の情報を頂きました。

1件は東京音楽大学卒業生/在学生の皆さんで組織されていらっしゃる「
連弾大相撲実行委員会」の演奏会(11月19日)、もう1件は、茨城県高萩市の市民ボランティアの皆さんが主宰される、「松居慶子さん/ボブ・ジェームスさん」の連弾演奏会。どちらも、なかなか楽しそうです。例によって「演奏会情報」に概要を登録いたしました。情報を提供して下さった連弾大相撲実行委員会の太田さん松居/ジェームス組を紹介して下さった佐藤さんに、御礼申し上げます。


24 October 2000

* 嵐のような「爆忙モード」が過ぎ去り、ちょっとだけ一段落している、わたくしたちです。

* 「
Duo T&M」による「連続連弾演奏会」、後半3回分の日程と曲目が確定いたしました。どうぞ「こちら」をご参照下さい。前半3回同様に、ちょっとほかでは聴くことのできない曲目が満載です。


23 October 2000

* わたくしたちは映画も好きなのですが、時間と資金の関係で、1年間に映画館で見る本数は2〜3本。見たいながらも、どうしても見過ごしてしまった作品はレンタル・ヴィデオに頼っております。昨夜観たヴィデオは、クリス・コロンバス監督、ロビン・ウィリアムズ主演の「アンドリュー NDR114」です。この作品、単なる「娯楽作品」として観ても面白いのですが、アイザック・アシモフの「ロボット3原則」を軸にして人造物と生身の人間との関係を描いた、一種の「哲学映画」と捉えることができます。その意味でも、観ていて感動する作品でした。

作品の本質とは何ら関係ないのですが、あるシーンの「字幕」が秀逸でした。ウィリアムズ扮するロボットと、主役である「女の子」との対話。「女の子」がピヤノを前にして、ロボットに言う台詞。「・・・play duet with me?」。これを字幕では見事(?!)に「わたしと
連弾する?」と訳しておりました。そして始まるのはロボットと女の子の連弾シーン。曲は、フォーレの「ドリー」です。結構映画は観ている方ですが、連弾のシーンをこれほど見事に活用した映画は稀でしょう。ちなみに使用していたピヤノは「Steinway & Sons」の中型コンサート・グランドですが、通常の「黒」ではなく「マホガニー仕様」でした。

* 「
国立音楽大学付属図書館」のページと相互リンクしました。同図書館のページは今年10月にリニューアル。その際、リンク集も一新しました。このリンク集、相当充実しています。詳しくは「演奏仲間とリンク集」へ。


22 October 2000

* このところ猛烈に忙しくなって、更新が滞っております。掲載したい情報は、たくさんあるのですが・・・。

* Paris在住の黒木さんから、「横浜みなとみらい小ホール」における演奏会情報を頂きました。「演奏会情報」に登録しました。ピヤノ4手に加え、4手ピヤノを含む室内楽など、興味深い内容です。黒木さん、情報提供ありがとうございました。

* 「超絶技巧ピヤノ医師:夏井さん」から、珍しい楽譜が届きました。バッハの「イタリヤ風協奏曲」を、いったんピヤノと管弦楽に編曲した上で、さらに管弦楽パートを連弾譜にしたという楽譜です。編曲者は、あのA.Siloti。かなりピヤニスティックで演奏効果も上がりそうな編曲ですが、「合わせ」が難しそうです。「楽譜リスト」に収録しました。夏井さん、楽譜提供ありがとうございました。



16 October 2000

* この週末、夫・かずみにとっては束の間の休息でした。久々に夫婦と「パグども」一緒に、ドライヴです。千葉県の利根川沿い某所に行ったら、コスモスが満開。敷地一面のコスモスに囲まれて、ほっとした一日でした。皆様の回りでは、どんな「秋」が感じられますか?

* 先週の日曜深夜にオンラインで発注した「Rachmaninoff: Prelides」(連弾版)が、ヤマト運輸の宅急便で到着。早速、ちょっとだけ弾いてみました。ソロに比べて各奏者の負担は確実に減りますが、「合奏」という別の負担が増えるので、どう評価したら良い物やら・・・。とりあえず「楽譜リスト」に収録しました。収録各曲の詳細は、そちらをご覧下さい。

ちなみにこの楽譜、銀座某所では3000円以上で販売していたのですが、オンライン販売では12.5ポンド。約2300円でした。別の楽譜も一緒に頼んだので、送料込みでも2700円弱。なお頼んだ先は「Boosey & Hawkes」のオンラインショップ。一緒に頼んだ楽譜は「Bernstein: West Side Story」のフル・スコアでこちらは、約1万2000円。やはりオンライン販売は早くて安くつきますね。

この他、先ほど複数の出版社に、絶版になった楽譜の複写物販売が可能かどうか、問い合わせのメールを出しました。昨年に続いて2回目です。結果についてはこちらで報告することにいたします。そして、うまく入手できるようであれば、昨年実績も合わせて、「絶版譜を出版社から入手する方法」を改めてお知らせしたいと存じます。



15 October 2000

* わたしたちの回りでは、金木犀が満開です。小さな明るい橙色の花が、周囲に芳香を漂わせております。この香りを身に受けるたびに、秋が一歩深まった感が強まります。しかし、この香りも花も、一週間だけ。残りの51週間は、ただの地味な緑の樹。この一週間だけのためにあるような樹です。そんな「一瞬の輝き」を感じさせる、この樹が好きです。

* 「
山の作曲家、近藤浩平」さんから、ご自身の手による連弾曲3つの木の組曲」の楽譜を頂きました。ありがとうございます。元々は、クラリネット、フルート、チェロの3重奏のために書いた曲を、連弾曲として再編したものです。渋い叙情とロマンティシズムが流れる小品です。「栃の木」「朴の木」「科の木」の3曲で構成、演奏時間は3曲通じて約10分。ご興味を持たれた方、近藤さん、にご連絡をとってみては如何でしょう?

* ある研究者の方から、夫・かずみが20年近くに渡って探し続けてきた楽譜を頂くことができました。曲は「
A.ルビンシュタイン:性格付けられた6つの小品 Op.50」です。オリジナル連弾曲で、それは素敵な名曲。ところが長らく絶版で、入手をほとんど諦めていた状態でした。こんな、名曲が絶版状態のままでいるのは、大きな文化的損失と言えましょう。楽譜を下さった方に、心から感謝致します。

* 以上2点、早速「楽譜リスト」に追加しました。



10 October 2000

ピヤニスト:ジュリアス・カッチェン、指揮者:ヤノシュ・フェレンチクの演奏に多大な関心を寄せていらっしゃる「かとちぇんこ」さんのページにリンク。かとちぇんこさんは、「ラフマニノフ」と「連弾」にも多大な関心を寄せられていらっしゃいます。「リンク集」の「音楽愛好家が作るページ」をご参照下さい。


08 October 2000

* 10月4日付で紹介した「ラフマニノフ・前奏曲集」(連弾版)の価格が判明しました。「出版情報」に反映してあります。また、「Boosey & Hawkes」のオンラインショップも、Javaによる暗号化がされるようになり、オンライン上だけで安全な取引が可能になりました。



05 October 2000

* 昨日の夕方、取材からオフィスへ戻ってきた、夫・かずみ。席についてメールを読み始めたところ急に睡魔に襲われて・・・気が付いたら30分ほど「意識不明」になったいたようです。どうやら秋口までの疲労が、どっと出たようであります。目覚めたかずみのところへ部長が、つかつかっ・・・と。一瞬、「しまった、まずいっ」と思った夫・かずみ。すると部長が「気付け薬に、どう?」と差し出したのは、麦を原材料とした南蛮渡来の般若湯。ここでそんなもの呑んだら、電車で眠って乗り過ごすこと確実です。「め、滅相もない。自分は帰るでありますっ」と、オフィスから逃げ出してきた、夫・かずみでありました。ちなみに妻・ゆみこの体調も不振です。季節の変わり目、皆様もどうぞ健康にご留意下さい。

* 「ひたちの春音楽祭 ピアノアンサンブルコンサート」実行委員の若島さんから、2001年度の同演奏会出演者募集のご案内を頂きました。同実行委員会からの情報を基に「
出演者募集のページ」を作りました。どうぞ、ご参照下さい。ご興味のある方、お問い合わせになってみては如何でしょう? 毎回のように、茨城県外からの参加者がいらっしゃいます。


04 October 2000

* 「出版情報」を更新しました。ラフマニノフの「前奏曲集」(連弾版)についてコメントしてあります。

* 先日アップした「パッヒェルベル:カノン」に関して、声部の扱いに関する重要な記述を書き落としてしまいました。この点に関して、加筆しました。



01 October 2000

* あっと言う間に10月になってしまいました。20世紀も、あと僅か3カ月です。「西暦2000年問題」の取材で四苦八苦していた、「あの年末年始」から、もう9カ月も経ってしまったのですね。そろそろ紅葉や黄葉をご覧になっている方もいらっしゃることでしょう。あ、南半球の方々は、これから夏に突入ですね。

* 作曲家欄として「
パッヒェルベル」を新設。最も有名な「カノン」の連弾版についてコメントしました。前々から準備はできていたのですが、このところ多忙でアップが遅れました。お詫びいたします。また、本稿を執筆するに当たって、お忙しい中コメントをお寄せ下さった後藤丹さんに深謝いたします。。

「Duo T&M」の演奏会まで、あと1週間。今度は何を喋ろうか、と思案を巡らせている夫・かずみであります。



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