2002年第3四半期の更新履歴


29 September 2002

* 拙宅の近所を歩くと、あちこちから金木犀の花の香りが漂ってきます。秋たけなわを知らせる香りです。古い昔の記憶を蘇らせる、懐かしい香り。「便所の芳香剤」と悪口を言う向きもありますが、芳香剤と天然物とは、全然香りが違いますよ。日が落ちると、秋の虫たちが、いまを盛りとばかりに鳴いています。これも、昔の記憶を蘇らせる、懐かしい音。香りや音には、記憶を蘇らせる、何かがあります。そんなことを考えるのも秋だからでしょうか。

* 「今週の1枚」を更新。今回は、それは楽しいMilhaudの2台ピヤノ曲を集めた貴重な1枚です。加えて、「バックナンバー Vol.6」の「Griegの連弾曲」に関して、楽譜の出版情報を追記しました。どうぞご参照下さい。



16 September 2002

*「今週の1枚」を更新。今回は、Prague Piano Duoによる、それは上品なGershwinです。


14 September 2002

* 「リンク集」に収録した、ろーべるとさんとさくらさんの「うさぎ小路」。サーバーをお引っ越しし、リニューアルしましたため、リンクを修正しました。

* 「演奏会情報」に10月18日分を1件追加。おなじみ、松永晴紀先生を講師に迎えた「お楽しみはピアノ・デュオ講座2」です。演奏は、これまで「ひたちの春音楽祭」を支えていらした、「ピアノデュオコンサート実行委員会」の皆様です。概要は「伝言板」にも記載してあります。お近くの方、是非ご参加下さい。



09 September 2002

* 先週は、2つの連弾演奏会に出席しました。

ひとつは、このサイトでもご紹介した、長谷川和香さん・Joseph Tongさんご夫妻による現代曲をメインとした演奏会。新作曲は正直言って出来不出来が激しく、中には「?」と思うものもありましたが、演奏そのものはとても楽しめました。

プログラムの後半は、旧作の再演。別宮貞雄先生の「北国の祭り」の演奏がとてもさわやかでした。これは名演。英国のJonathan Powellさんと言う方の「Notturni tascabili」という作品は、G.Pucciniの「ジャンニ・スキッキ」に出てくる有名なアリエッタ「わたしの、お父さん」の旋律による、それは素敵なパラフレーズ! 聴いて良かったなぁ。最後はRavel「ラ・ヴァルス」連弾版。2台版は実演で何度も聴いたことがありますが、連弾は初体験。これがまた、目の覚めるような演奏。「1台4手で、ここまで表現できるんだね」(ゆみこ)。東京・墨田区近辺のピヤノ・デュオ愛好家で、このRavelを聴けなかった方、とっても損です。はい。演奏も見事でしたが、お二人のお人柄が、また良かったです。終演後、ご夫妻とちょっとお喋りしましたが、それも楽しかったですよ。それにしても、素敵にうまかったなぁ、このご夫婦の演奏。また聴きたいな。

もう1つの演奏会。これも当サイトで紹介した「Duo T&M」の連続連弾演奏会の第3回目。こちらは名曲パレード。演奏者の状態も良く、ドカンドカンと受けていました。小さいホールでしたが幸い満席。いらして下さった方、ありがとうございました。

* 「今週の1枚」を更新しました。今回はGriegのピヤノ・デュオです。



02 September 2002

* あっという間に、もう9月。
拙宅の近所ではアブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツク法師が、夏の終わりを告げています。暑かった夏も、もう終わり。一抹の寂しさを感じます。

* 当ページの読者でいらっしゃる三宅順子さんから演奏会の情報を頂きました。10月19日(土)です。概要を「演奏会情報」に掲載しました。横浜市です。お近くの方、是非聴きにいらしては如何でしょうか。なお、三宅さんはピヤノ・デュオで「岐阜県芸術文化奨励賞」を受賞されました。ピヤノ・デュオの分野でこうした受賞をされるのは、愛好家として嬉しい限りです。三宅さん、情報ご提供ありがとうございました。

* 「今週の1枚」も合わせて更新。今回は、「Duo Takezawa-Sischaka」による、Donizetti、Czerny、そして田中利光さんの、それは目の覚めるような鮮烈な演奏です。聴いて損なし!



29 August 2002

* このサイトを管理しているサーバー・システムに大規模な障害が発生しました。8月24日以降、ページは参照できるのですが、データの更新ができなくなりました。タイミングによっては更新できるのですが、非常に不安定です。このため、ページの更新が滞っております。プロバイダの話では、完全復旧する見通しは立っていないとのこと。しばらく、このサイトの更新が不安定になりますが、何卒ご了承下さい。

* おかげで「今週の1枚」も今回は更新出来ませんでした。この時期に合わせて書こうとしたエッセイ「夏−ある巨匠の想い出」も未掲載のままです。とりあえず、9月以降のピヤノ・デュオ演奏会のデータを更新し「演奏会情報」をアップロードしてみます。楽しそうな演奏会が目白押し。今回は結構全国に散らばっています。皆様のお近くの演奏会はありますか?

* このうち、「踊る!!176keys」(9月22日)を、読者の浜田さんから、10月5日の「Let's enjoy PIANO-ING!!」を、同じく読者の市川夫妻から頂きました。浜田さん、市川さん、情報ご提供ありがとうございました。



25 August 2002

* 読者の木内様から、名古屋でのデュオ演奏会の情報を頂きました。若手女性デュオ「デュエットゥ」による連弾&2台ピヤノのコンサートです。概要を「演奏会情報」に追加しました。期日は9月4日です。名古屋近隣の方は、是非どうぞ!木内さん、情報ご提供ありがとうございました。


19 August 2002

* 昨日のpdfファイル作成とアップロード。実質4時間かかりました。けっこう辛い作業ですね。でも、めげずにこれからもやります。

* 昨日は幕張メッセ(千葉市)でやっている「恐竜博2002」というのに行ってきました。築地の新聞社渋谷の放送局が主催している催しです。入場料1人2500円(わたしたちは割引で2400円)はちょっと高かったけど、大人でも十分楽しめる催しでした。夫・かずみは20年前、大学で「古生物学」という講義を受けたのですがその頃には名前も出なかったような、かずみにとっては新手の恐竜がたくさん展示されていて実に面白かったです。骨格標本は、とても迫力がありました。入場料がちょっと高いのが難ですが、これはお奨め展示会です。9月22日までやっています。お時間のある方は、ぜひどうぞ。(・・・と他社の催事を宣伝してどうする、夫・かずみ)

* 「今週の1枚」を更新しました。今回はSchubert作曲、Schonberg編曲です。Schonberg・・・怖がることはありません。とても素敵な編曲ですよ

* エッセイとして書きたいことはたくさんあるのですが、時間がなかなかとれません。順次「愁宵物語」にアップします。



18 August 2002

* わたしたちのところには、しばしば「楽譜のコピーを下さい」というメッセージが来ます。全部にご対応したいのですが、あまりに多いので、なかなかご期待に添えないのが実状です。そこで考えたのが、pdfファイルによる楽譜のダウンロード・サービス。著作権の切れた楽譜をWeb経由でダウンロードできるようにしようとするものです。これまで試行的にやってきましたが、サーバーの容量が許す限り、楽譜をアップロードすることにしました。

今回は、ご要望の多かった、Arenskyの「組曲第4番」をアップ。この楽譜は日本国内の国公立および国公私立大学・短大の図書館には、蔵書がありません。ここ10年くらいの間、中古市場でも、まったく姿を見せなかった楽譜です。こんな素敵な曲を埋もれさせておくのはもったいない・・・とアップロードしました。どうぞ、「楽譜ダウンロード」のコーナーからgetして下さい。

楽譜がちょっと斜めになっておりますが、ご容赦の程を。A4でプリント・アウトすれば、ゆがみはそれほど気にならないはずです。
もし、これでご不自由でしたら、原本に当たって下さい。このコピーの原本は、モスクワの「レーニン図書館」にあります。


17 August 2002

* 欧州東部は、大雨・大洪水。わたしたちが歩いた、思いで深いプラハの街も、水浸しになってしまいました。これから、街はどうなるのでしょう? 洪水に遭われた方々にお見舞い申し上げます。

* Group PCCの西原様から2台ピヤノの演奏会情報を頂きました。9月7日の開催です。「演奏会情報」に概略をアップしておきました。どうぞ、ご参照下さい。西原さん、いつも演奏会情報のご提供、ありがとうございます。



12 August 2002

* わたくしたちのサイトは、幸い大勢の方が、ご参照下さっております。本当に嬉しく、ありがたいことです。そうした方々の中から「掲示板を設けて、読者の間で意見の交換ができるようにしては如何でしょう?」というご提案を、しばしば頂きます。確かに掲示板を設ければ、「集客」には良いかも知れません。しかしながら、下記の理由で、わたしたちのサイトでは読者が自由に書き込める掲示板を設けることはいたしません。以下、掲示板に関する、わたしたちの見解です。

掲示板に関する見解

(1)掲示板の利用者が固定されてしまう。 わたしたちもあちこちの掲示板を参照し、また書き込みを
しておりますが、ほとんどの掲示板では、利用者(書き手)がほぼ固定されてしまっているのが現状です。
それはそれで良いのかも知れませんが、1度利用者が固まってしまうと、新しい人がなかなか入れない
のが掲示板の実状ではないでしょうか。わたしたちも、いくつもの掲示板に書き込みのお誘いを頂き
ますが、実際のところ、一度形成された話題の流れについていくのは至難の業です。もう、そこには
画としたコミュニティができあがってしまっており、「新参者」の入る余地はありません。少なくとも
わたしたちのサイトでは、すべてのコンテンツを、いらして下さったすべての方にご覧になって頂こうと
しております。そうした中で、意図しなくても新しい方が入りにくいようなコンテンツを提供することは
できません。

(2)コンテンツに責任が持てない。 わたしたちのサイトでは、少なくとも自分たちの提供するコンテンツに
関しては、自分たちで責任を持っております。ご質問やご批判には、可能な限りお答えし、誤りや不適切
な表現をご指摘されれば、即座に修正する、といった体制を整えております。ところが「掲示板」となると
そのコンテンツにわたしたちが責任を持つことはできなくなってしまいます。また、発言者に対するフォロー
など、運営にも全面的に責任を持たなければなりません。少なくとも、現在のわたしたちには、そうした
余裕はありません。わたしたちは、自分たちで責任が持てないようなコンテンツは提供したくありません。

(3)運営に全面的な責任が持てない。 前項でも申し上げましたが、やはり掲示板の運営をするには
現在の労力では不足です。掲示板を運営するということは、ある意味で発言を上手にコントロールする
ことでもあります。しかも個々の発言の著作権は当方になく、書き込み参加者にあります(東京地裁で
判例あり)。当方に著作権のない著作物をコントロールするのは、わたしたちにとっては至難の業です。
しかも、きちんとコントロールしていないと不適切な発言があった際に、対処がとれない危険性が
あります。例えば、かつて、わたしたちが書き込みをしていた掲示板で「基礎ができていない奴など
ピヤノを弾く資格はない」と攻撃され、非常に不快な思いをしたことがあります。まあ、往々にして
こうした発言をするのは、「自分が巧いと思いこんでいる、どうしようもない素人天狗」なのですが、
不快なことは不快です。結局、それまで楽しくお喋りしていたその掲示板から、即座に撤退しました。
参加者みんなが楽しめるよう、こうしたことを防ぐには、掲示板を常時監視し、不適切な発言を削除したり
それを発言者に通告したりしなければなりません。それを実行するのは、非常に困難です。

以上が、わたしたちが掲示板を設けない理由です。どうぞ、ご了承下さい。

* 自宅のパソコンに「Adobe Acrobat」をインストールしました。これを使って、絶版楽譜を少しづつPDFファイル化し、このサイトでサーバーの容量が許す限り提供しようと考えております。ファイル公開まで、いましばらくお待ち下さい。

* 「今週の1枚」を更新。今回は先週に続いて「脳天直撃デュオ」。Mozartのピヤノ・デュオ集です。



05 August 2002

* 8月に入って、夏本番。拙宅の周りでは、蝉がうるさいまでに鳴いております。先日など拙宅の網戸に「ミンミンゼミ」が張り付いて、大音声を上げておりました。夏の風物詩ですね。

* 先週ちょっとお休みしてしまいましたが、「今週の1枚」、復活です。今回は、ArgerichさまとRabinovitchによる編曲物を取り上げました。

* 演奏会情報ですが、8月分をいろいろ漁ったのですが、何と、わたしたちが把握した中では、すでに「演奏会情報」にアップしている1本だけでした。いつもなら、このようなことはないのですが・・・。



28 July 2002

* 暑い、暑い、猛烈に暑い!!!おまけに凄い湿気。外出するのが苦になってしまいます。拙宅の「ぱぐぱぐ」たちも、散歩に出ることができず、クサっております。夫・かずみは、鍵盤に触るのも面倒になってしまいました。おっと、これは練習しない「言い訳」ですな。

* 千葉県にお住まいの片山さんから、2台ピヤノ作品ばかりを集めた演奏会の情報を頂きました。9月8日開催です。概要を「演奏会情報」に掲載しましたので、どうぞご覧下さい。情報を下さいました片山さんに感謝いたします。ありがとうございました。



22 July 2002

* 関東・甲信地方も梅雨明けになりました。昼間は夏の強烈な日差しでいっぱいです。ようやく夏らしい夏がやってきました。皆様の「夏」、ご予定は?わたしたちは、相変わらず地べたを這う日々が続きそうです。

* 「今週の1枚」はBusoniの2台ピヤノ曲全集。これを聴いて暑さを吹き飛ばしましょう・・・え?ますます蒸し暑くなるばかりですって? 実際、そうかも知れません。名演ですが、1枚丸ごと続けて聴くと、さすがに草臥れます。



15 July 2002

* 首都圏は実に蒸し暑い土日でした。こんな日は、何をする気もおきません。でも、家でウダウダしているのも退屈。・・・というわけで、日曜の夕方は東京の下町のひとつである「深川ゾーン」に侵攻。老舗の「どぜう料理屋・伊せ喜」で、この暑いのに「どぜう鍋」を傍らに、美味しいお酒。蒸し暑い夕暮れに、お鍋。なかなか乙なものがあります。皆様も試してみては如何でしょう。別に「どぜう」でなくても良いのですが。何はともあれ、ちょっとばかり「風流」してしまった、わたしたちです。

* 実に素晴らしい演奏であったのに、長らく入手困難だったCDが復活!「今週の1枚」では、そんなCDを取り上げてみました。



11 July 2002

* 久しくさぼっておりました「CDリスト」を更新しました。直近で入手したものには「New」をつけてあります。小品のいっぱい入ったCDなどは、未整理のままなので掲載してありません。


09 July 2002

* 英国を中心に欧米で活躍中の「トングピアノデュオ」さんから東京でのリサイタル情報を頂きました。9月4日、「すみだトリフォニー」です。「演奏会情報」に概要を記載しました。どうぞ、ご参照下さい。

* 「今週の1枚」を更新。今回はGriegの連弾曲ばかりを集めた珍しい1枚です。



01 July 2002

* 今日から7月。1年の半分があっという間に終わってしまいました。時間ばかりが、あれよあれよと目の前を通り過ぎて行く、今日このごろです。

* 演奏会情報に8月31日分を追加。大村典子さんご主催の楽しいコンサート。10数組のファミリーグル−プが連弾演奏を熱演します。概要は「演奏会情報」をご参照下さい。情報を下さいました菱木さん、ありがとうございました。

* 神奈川県在住の前川さんより、2台ピヤノを含む演奏会のご案内を頂きました。こちらは「伝言板」に掲載してあります。前川さん、メッセージありがとうございました。

* 「今週の1枚」も併せて更新。今回は永井幸枝さんとDag Achatzさんによる、それは秀逸なTchaikovskyのピヤノ・デュオです。



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