2002年第3四半期の更新履歴
掲示板に関する見解 (1)掲示板の利用者が固定されてしまう。 わたしたちもあちこちの掲示板を参照し、また書き込みを しておりますが、ほとんどの掲示板では、利用者(書き手)がほぼ固定されてしまっているのが現状です。 それはそれで良いのかも知れませんが、1度利用者が固まってしまうと、新しい人がなかなか入れない のが掲示板の実状ではないでしょうか。わたしたちも、いくつもの掲示板に書き込みのお誘いを頂き ますが、実際のところ、一度形成された話題の流れについていくのは至難の業です。もう、そこには 画としたコミュニティができあがってしまっており、「新参者」の入る余地はありません。少なくとも わたしたちのサイトでは、すべてのコンテンツを、いらして下さったすべての方にご覧になって頂こうと しております。そうした中で、意図しなくても新しい方が入りにくいようなコンテンツを提供することは できません。 (2)コンテンツに責任が持てない。 わたしたちのサイトでは、少なくとも自分たちの提供するコンテンツに 関しては、自分たちで責任を持っております。ご質問やご批判には、可能な限りお答えし、誤りや不適切 な表現をご指摘されれば、即座に修正する、といった体制を整えております。ところが「掲示板」となると そのコンテンツにわたしたちが責任を持つことはできなくなってしまいます。また、発言者に対するフォロー など、運営にも全面的に責任を持たなければなりません。少なくとも、現在のわたしたちには、そうした 余裕はありません。わたしたちは、自分たちで責任が持てないようなコンテンツは提供したくありません。 (3)運営に全面的な責任が持てない。 前項でも申し上げましたが、やはり掲示板の運営をするには 現在の労力では不足です。掲示板を運営するということは、ある意味で発言を上手にコントロールする ことでもあります。しかも個々の発言の著作権は当方になく、書き込み参加者にあります(東京地裁で 判例あり)。当方に著作権のない著作物をコントロールするのは、わたしたちにとっては至難の業です。 しかも、きちんとコントロールしていないと不適切な発言があった際に、対処がとれない危険性が あります。例えば、かつて、わたしたちが書き込みをしていた掲示板で「基礎ができていない奴など ピヤノを弾く資格はない」と攻撃され、非常に不快な思いをしたことがあります。まあ、往々にして こうした発言をするのは、「自分が巧いと思いこんでいる、どうしようもない素人天狗」なのですが、 不快なことは不快です。結局、それまで楽しくお喋りしていたその掲示板から、即座に撤退しました。 参加者みんなが楽しめるよう、こうしたことを防ぐには、掲示板を常時監視し、不適切な発言を削除したり それを発言者に通告したりしなければなりません。それを実行するのは、非常に困難です。 以上が、わたしたちが掲示板を設けない理由です。どうぞ、ご了承下さい。 |