2003年第2四半期の更新履歴

30 June 2003

* 「ザ・コア」、観てきました。地球科学的な面から見ると、かなりハチャメチャですが、とても楽しめました。まだご覧になっていらっしゃらない方もあると思うので、ストーリーは明かしませんが。でもなぁ、主演の地球物理学者役のアーロン・エッカートが格好良すぎ。あんなカッコイイ地球物理学者なんて・・・あ、これ以上は言いません。不肖かずみを指導して下さった先生方、皆様は、みんな格好良かったです。はい。「単位、取り消すぞ〜」なんて、仰らないで下さいね。不肖かずみのお友達の地球物理学者の皆様、みんな、カッコイイよ。(自滅か)準主役では天才ハッカーを演じたDJ.クオルーズの演技が光っていました。物語の終盤で「あるもの」を止めようとして必死のハッキングをするところ、そして最後のシーンでの強力な「いたずら」。あまりに面白くて涙が出てきましたね。いやあ、よくできた映画でした。典型的な、アメリカ映画ですね。ボストンやロンドン、ワシントン、パリのロケ現場。ああ、ここも訪れたことがあるな・・・と、なかなかリアル。スケールの大きな、大規模破壊映像とアメリカ的ストーリーがお好きなら、楽しめますよ。

* 当サイトの読者である佐々木雅子さんから演奏会の情報を頂きました。期日は10月3日。場所は静岡市です。概要を「演奏会情報」にアップしました。どうぞご覧下さい。

* 例によって「今週の1枚」を更新。今回は、とても雅やかなArgerichiさまです。



29 June 2003

* 連弾庵のあるところは、毎日鬱陶しいお天気が続いています。除湿をガンガンしないと、パグパグとピアノがダメになってしまいます。早く抜けるような青空の日々が来ないかな・・・と願っています。皆様の回りでは、如何ですか? 沖縄などは、もう梅雨明けでしょう。昔々、沖縄で少しの間暮らしていたかずみには、あの青い空と強烈な太陽が懐かしく思い出されます。オーストラリアは、冬本番ですね。欧州、米国の皆様、お天気は如何ですか?

* 例によって、7月以降の演奏会の情報を「演奏会情報」に投入しました。7月分だけでなく、それ以降も追加してあります。皆様のお近くのコンサートはありますか?今回は「エンジョイ・クラッシックデュオ」さんから、演奏会の情報を頂きました。何と期日は12月13日。ちょっと先ですが、会場にお近くの方、どうぞ覚えておいて下さい。エンジョイ・クラッシックデュオさん、情報ご提供ありがとうございました。



23 June 2003

* 「…堆積・崩壊…」。どなたかの新作曲のタイトルではありません。我が「連弾庵」の「かずみ部屋」の惨状です。「かずみ部屋」には、数十枚のCDや、たくさんの楽譜、文献やお手紙などが山積みになっています。はじめは綺麗だったのですが、かずみは整理整頓が不得意。いつの間にか、いろんなものが堆積しておりました。それが先日、大崩壊を起こしました。もう、お部屋はメチャメチャ。ケースから飛び出したCDが、数枚「お釈迦」になりました。何とかそれらを取りまとめ、収拾をつけた、不肖かずみでありました。

* 「今週の1枚」を更新。今回はスピード感と爽やかさに溢れるBrahmsです。近日中に、新たなリンクと、7月以降の演奏会情報を追加します。しばし、お待ち下さい。



17 June 2003

* 梅雨です。何となく嫌なお天気です。自宅から最寄り駅まで自転車で通っているかずみには、受難の季節です。

さて、篠田正浩監督の「スパイ・ゾルゲ」観てきました。大変に期待していたのですが、結果はアウト100点満点で30点。確かに主演のゾルゲ役のイアン・グレンは名演だったし、CGを駆使した数々のシーンは素晴らしかった。だけど、脚本と構成がダメ。
「ゾルゲ」という天才スパイの人間像を描き切れていなかったし、昭和という時代についても描写が不十分。3時間という長尺を飽きさせないで見せるところは、さすがに凄いと思うのだけど、メリハリがなく平板。それに準主役で尾崎秀実役の本木雅弘が、存在感希薄で全然知的じゃない。魅力半減。
篠田監督は、相当に力を入れたみたいだけど、この大きなテーマを扱い切れていなかった・・・というのが正直な感想です。まあ、日本の映画としては、出来は良い方でしょうけれど。それにね、在日ドイツ大使館のシーンで、ドイツ人同士が、何で英語で喋るのよ。これには興ざめ。おまけに逮捕されたゾルゲが、「自分は国際共産主義者」であると検事の吉河光貞に告白する重要なシーン。史実ではドイツ語で告白したはずだぞ。それが、何で英語なんだ!手抜くな!その他、不満はたくさんあるけれど、一応3時間飽きずに観ることができました。「1800円、返せ〜!」にならなかったことだけは幸いです。本音では800円位返してほしかった。で、この手の話に、余程興味のある方以外は、見に行かない方がよいです。

* 1日遅れましたが「今週の1枚」を更新しました。

* リンクも2本追加。「今週の1枚」で取り上げた「北條&ソーサ」さんのサイトと当サイトの読者でピヤノ・デュオ愛好家の「言葉(Kotoha)」さんのサイト。「北條&ソーサ」さんのサイトは「リンク集」の「ピヤニスト・インストラクタ/音楽家の作るページ 」に「言葉(Kotoha)」さんのサイトは「リンク集2」の「文芸関連」に、それぞれ概要をコメントしました。どうぞ。ご参照下さい。



09 June 2003

* そろそろ梅雨入り。でも関東南部は、まだ「宣言」が出ていません。昨日は気晴らしに、千葉県松戸市にある「本土寺」に行って来ました。ここは、6月は紫陽花と菖蒲が、11月は紅葉が見事です。ちょっと写真を撮ってきましたのでよろしかったら「こちら」をご覧下さい。

* 「今週の1枚」も更新。今回は、昨年のルガノ音楽祭におけるArgerichさまです。



02 June 2003

* 昨日に引き続き、「出版情報」を更新しました。いずれもUniversal Editionの新刊で、編曲物ばかりです。結構面白い物が含まれておりますので、どうぞご参照下さい。

* 「今週の1枚」は、評者の体調があまりよくないため、執筆できず、申し訳ありませんが、休載させて下さい。また来週、何か面白いCDをご紹介いたします。



01 June 2003

* 今日から6月です。わたしたちの住んでいるところも、もうそろそろ、じめじめした気候になりそうです。この時期、頭を悩ませるのが、ピヤノとパグたちのメンテナンス。いずれも湿気にとても弱いので。エアコンの「除湿」を、ガンガン回すことになります。

* 「出版情報」を更新しました。いくつかお知らせしたいことがあったのですが、ちょっと量が多いので、何回かに分けます。今回は、国内の情報です。

* 「演奏会情報」も更新。主に6月分を追加しました。



26 May 2003

* このページの読者で、わたしたちのお友達の青木さんから「こんなコンサートがあるよ」との連絡を受けました。そうしたらその直後に、青木さんからご紹介頂いた演奏会のピアニストの方からもご連絡が。

わたしたちにメッセージを下さったのは、横浜を中心にデュオ活動をされていらっしゃる「DUO 北條&ソーサ」さんです。北條&ソーサさんは、元々カナダで演奏活動をされていらっしゃいましたが、ここ数年は日本に活動拠点を移しました。特に発展途上国で苦しむホームレスの子供達の救済を目的としたチャリティコンサートに力を入れていらっしゃいます。また北條さんは、ピヤノの「生涯学習」に関しても積極的にレッスンをされていらっしゃる方です。このお二方の演奏会の期日は6月15日。場所は横浜市です。

青木さんがご紹介下さったもう1つのコンサートは「大宅裕・さおり」さんとおっしゃるかたのもの。こちらは近代・現代が中心のリサイタルです。期日は7月18日、場所は東京文化会館です。

いずれのコンサートも「演奏会情報」に概要を掲載しました。どうぞご参照下さい。

情報をご提供下さいました青木さんと北條さんに、御礼申し上げます。

* 例によって、「今週の1枚」を更新。今回は、ドイツ浪漫派の世界にどっぷり浸かれる1枚です。



22 May 2003

* 横浜市にお住いの浜田さんから「2台ピヤノ演奏会」の出場者募集に関する伝言を頂きました。アマチュア、プロ問わず、どなたでもご参加頂けます。概要を「伝言板」に掲載しました。どうぞ、ご覧下さい。「演奏会情報」とともに、こちらの「伝言板」でも皆様からのご投稿を募集しております。どんなことでも結構です。どしどしご投稿下さい。お願いします。


19 May 2003

* 「今週の1枚」を更新しました。今回はBartokの2台用作品を集めた、秀逸な1枚です。

伝言板」に、かずみからのメッセージを載せました。こちらも是非お読みになって下さい。お願いします。



15 May 2003

* またぞろ楽譜やCDの整理をサボっています。楽譜はもとよりCDのデータのアップ、このままでは崩壊してしまいます。本来ならば入手した日にデータの整理をすればいいのに、特にCDは「素面で3回聴いてから」という変な“掟”を作ってしまったので、溜まる一方です。さぁ、困ったぞ。そろそろ収拾がつかなくなりつつあります。

* 「楽譜出版情報」を更新しました。



12 May 2003

* 昨日の午後、ずっこけ連弾漫才夫婦は、渋谷・オーチャード・ホールに出現。かずみの大好きな作曲家、クシシュトフ・ペンデレツキ氏がNHK交響楽団を振るというのです。かずみは中学生のとき、氏の「広島の犠牲者に捧げる哀歌」を聴いて深く感動して以来のファン。いろんな録音で氏の自作自演を聴きましたが、なかなか生で聴く機会に恵まれず。今回は日曜日の午後ということもあり、仕事を早々に切り上げて、会場に駆けつけました。

曲目は
Haydn:交響曲第49番ヘ短調「受難」
Penderecki:弦楽のための小交響曲
Dvorak:交響曲第9番「新世界から」

ペンデレツキ氏が自作はもとよりHaydnやDvorakをどのように処理するのか、楽しみだったのですが…最初のHaydn、実につまりませんでした。もともとHaydonの交響曲なんて、あまり面白いものではありません。だからこそ独自の解釈を聴きたかったのですが平凡そのもの。オーケストラの響きも、良くありません。あまりにつまらなかったので、ゆみこは途中から眠ってしまいました。

自作自演は、なかなかの出来。オーケストラも見違えるように良く鳴って。指揮者の指示に対するオケの反応が実に良いのです。音が生き生きしていましたね。結局、この演奏会では、これがいちばん面白かった。

休憩後のDvorak。比較的淡泊でテンポを速めにとった解釈。特に第一楽章と第三楽章にそれが顕著。それはそれで興味深いのですが、オーケストラの鳴りが今ひとつ。弦はまずまずなのですが、管、特に金管がアウト。迫力が全然ない上に、あちこちで音がひっくり返ってしまって。しかも気のせいが、指揮者の意図が、完全にオーケストラに伝わっていない感じが。

これまで、さまざまな国の、さまざまなオーケストラを聴いてきましたが、ここ15年間に限ってみても、ここまで「消化不良」になった演奏は久しぶり。これが全部、自作自演だったら、どんなに良かったことでしょう。

誰が悪いのか。
「たぶん、オーケストラ。良くも悪くも、個性がない。平凡な楽団」(ゆみこ)。ゆみこいわく「響きの比較的良い、オーチャードで、あれではなぁ。音響最悪の東京フォーラムで聴いた、モスクワ放送交響楽団の方が、余程豊饒な響きを出していた。この前聴いたガキンチョ・オケ(かずみ注:GMJOのこと)の方が何百倍も素敵だったよ。ゲルギエフが振ろうが、デュトワが振ろうが、このオケは、きっと同じだ。もう、聴きに行くものか」。ちょっと…いや、かなり残念なコンサートでした。ホールを出た後、四流居酒屋で、不味い酒を呑んで帰ってきた、わたしたちでありました。

* 例によって「今週の1枚」を更新。今回はSaint-Saensのオリジナル・ピヤノ・デュオ曲を纏めた1枚です。



10 May 2003

* アルゲリッチさまが御病気のようです。信頼すべき情報筋によると、今年の4月初めには、もう御具合が悪かったとのこと。一日も早く、よくなられますように…。

* 「リンク集」を全面的に見直しました。リンク切れやURL変更を反映させてあります。さらに音楽以外の話題を集めた第2リンク集「大好きな人 大好きな場所」を全面改定しました。写真関連にお友達のサイトなどを追加したほか、その他のリンクも見直しました。どうぞ、ご参照下さい。



08 May 2003

* 「演奏会情報」に3件追加。アルゲリッチさま+フレイレの他の場所での公演です。追加したのは、札幌、京都、仙台です。京都と仙台はチケット発売日が確認できませんでした。ご興味のある方、問い合わせ先に連絡してみて下さい。近々発売のはずです。その他、神戸でも演奏するらしいのですが、詳細が掴めず未掲載です。で、「お前たちは某・音楽事務所の回し者か?」と思われた方もいらっしゃるかも知れません。全然無関係です。単にアルゲリッチさまの熱狂的なファンで、かつピヤノ・デュオの演奏会情報に関して、可能な限り網羅した情報を提供しようとしているだけです。誤解なさいませぬように。

・・・と言うわけで、引き続き、ピヤノ・デュオ関連の演奏会情報を収集しております。どんな小さな催しでも結構です。わたしたちにお知らせ下されば嬉しい限りです。どうぞ、わたしたちのサイトを宣伝媒体に使って下さいな。

* 「楽譜出版情報」にも1件追加しました。



07 May 2003

* 「演奏会情報」に2件追加。
ひとつは、わたしたちの友人「でゅお・ぽんかん」によるコンサート。F.Schubert:混声6部合唱と連弾のための「イレーネ・キーゼヴィッターの快気祝いのためのカンタータ」、R.Schumann:混声4部合唱と連弾のための「スペインの愛の歌」といった、滅多に演奏されない曲に加えA.Dvorak:交響曲第9番「新世界から」(連弾版)という重量級プログラム。場所は恵比寿麦酒記念館(東京都渋谷区)。期日は9月7日(日)。入場無料で、どなたでも大歓迎です。ちなみに「スペインの愛の歌」は、ピヤノソロ版もありますが、オリジナルは連弾です。この楽譜は現在絶版。入手は極めて困難です。

もう1件は、アルゲリッチさま+フレイレの名古屋公演。期日は10月25日(土)。チケット発売開始は5月25日です。手元にある情報では、演奏曲目が分かりませんでした。ご興味のある方、電話で問い合わせてみて下さい。ちなみに、このデュオの東京公演は、昨日からチケット発売。壮絶なチケット争奪戦になっています。今のところ、東京、鎌倉、名古屋の情報を掲載してありますが、他の地域でも演奏する可能性があります。



05 May 2003

* 先週、休んでしまった「今週の1枚」を追加。ここに載せるのは、購入したCDの中から、「皆様にも聴いて頂きたい」と推薦できるCDだけです。ですから、どれも一定水準以上の演奏なのですが、今回の1枚は久々に大ヒット。Tal & Groethuysenによる「子供」をテーマとした連弾曲集です。つい最近入手したばかりなのですが、あまりにも面白かったので他のCDに先んじて執筆・掲載しました。


04 May 2003

* このところ公私ともに、ちょっとばかり多忙だったわたしたち。2〜3日と、息抜きをして参りました。わたしたちがお世話になっている、とある掲示板で、故・臼井吉見氏の大河小説「安曇野」が話題になっています。話題の提供者は、夫・かずみ。かずみは、この小説の愛読者なのです。そうしたら、掲示板の参加者のうち何人かが、一斉に書籍を入手し、読み始めました。で、約1名が「折角だから、小説ゆかりの地で、オフをやりませんか」と提案。早速6人が参加表明しました。結局うち1人は、都合がつかず不参加になりましたが。2日の夜までに各自、安曇野近辺でスタンバイしておき、3日の朝から、あちこちを回ろう・・・ということに。

わたしたちは、松本に宿泊。翌日集合場所に向かうことにしました。松本は、かずみにとって想い出深い街です。夕刻に松本へ到着したわたしたち。ホテルへチェックインの後、街を散策。夕食に向かいました。向かった先は、かずみとその親友が「松本で1、2を争う素敵なお店」とする料理屋「しづか」。約20年前に、親友の紹介でここを訪れ、それ以来ファンになってしまったお店です。松本を訪れるたび、かずみは必ずここで夕食を頂くことにしているのです。これをお読みの皆様、松本を訪問なさったら、是非ともこのお店の暖簾をくぐってみて下さいな。美味しいお料理とお酒、それに素敵なサービスが待っています。

さて、3日。当初はJR穂高駅でみんなと待ち合わせの筈が、朝になって急遽、信濃大町駅に変更に。松本から信濃大町まで行く電車は、本数がとても少ない。大慌てでホテルを飛び出したわたしたち。何とか電車に間に合って、コトコト揺られること1時間。信濃大町駅に着きました。駅でわたしたちを迎えて下さったのは、東京から参加の「ふらわぁ」さん、静岡からいらした「富嶽仙人」さん、そして案内をして下さる安曇野在住の「雨飾」さん。雨飾さんは、東京出身ながら、山に魅せられて安曇野に居を構えた方です。2台の車に分乗して、Let's go!

雨飾さんのご案内で、姫川源流、白馬、大町山岳博物館を、一回り。姫川源流ではたくさんの花々を楽しみ、白馬では丁度満開の桜と、まだ雪を頂いた白馬岳一帯の光景を満喫して参りました。かずみは30年ぶりに大町山岳博物館を訪れ、感慨無量です。途中で美味しいお蕎麦を頂いた後、穂高町へ。目指すは「碌山美術館」です。夭逝した天才彫刻家、荻原碌山とその友人たちの作品を展示してある素敵な美術館。ここも20年ぶりです。20年のうちに、雰囲気は大きく変わりましたが、やはりここは、かずみにとって安曇野でもっとも好きな場所。丁度、碌山のデッサンとスケッチ(普段は非公開)を展示していて、とても幸せな気分。穂高の駅で皆さんとお別れして、自宅に戻ってきた、わたしたちでありました。楽しい時間を下さった、雨飾さん、富嶽仙人さん、ふらわぁさんに感謝です。これをお読みの皆様も、是非一度、安曇野を訪れてみては如何でしょう?四季折々の光景が楽しめます。

* 「演奏会情報」に1件追加。桐朋学園短大同窓会・ポロニア・ネットワ−ク主催の「デュオピアノの楽しさを」です。期日は7月6日、場所はすみだトリフォニー。今回のプログラムには、滅多に実演で聴くことができないArenskyの組曲第4番が含まれています。情報をご提供下さった同ネットワークの川田さんに感謝いたします。



02 May 2003

* 最近知った愉快なサイト。ピヤノ・デュオとはまったく関係ありません。それが「ここ」。いつまで残っているかしら。この人、本日時点では行方不明になっているけど、報道関係や米国では結構な人気者。これは、ファンが勝手に作っているサイト。このサイトでは、マグカップやエプロン、Tシャツなども売っています。まあ、時事ネタ・サイトですね。大いに笑えます。ブッシュ大統領も、ときどき見ているとのウワサあり。

* 「演奏会情報」に5月以降分を投入しました。結構、面白いコンサートがあります。行かれる、行かれないは別にして、ちょっとご覧になってみて下さいませ。



01 May 2003

* このところ、やけにバタバタして更新が滞っております。折角訪れて下さった皆様、ごめんなさい。この前の週末、ちょこっと多忙になってしまい「今週の1枚」が更新できませんでした。済みませんが、次週のお楽しみとさせて下さい。

* 「楽譜出版情報」を更新しました。今回ご紹介したのは、H.Wohlfahrtという人が書いた、初心者と先生のための小品集です。



27 April 2003

* 過日、久しぶりに管弦楽の演奏会に行って参りました。あのブーレーズさま指揮グスタフ・マーラー・ユーゲント・オーケストラ(GMJO)の演奏会です。とにかく、このオーケストラ、聴くのは初めて。しかも学生オケ(でないことが後で分かる)というではありませんか。期待半分、不安半分で出かけたわたしたちでありました。

プログラムの前半は、Berg「3つの小品」とWebern「6つの小品」。最初のBergを聴いて、度肝を抜かれました。この難曲を、それは鮮やかに演奏するのです。ホルンが若干不調だった--もっともどのオケでも転けるところで転けたのですが--のを別にすれば恐ろしい位の鮮烈な演奏。まるで信じられないものを聴いたような感覚でした。続くWebernも精密極まりない出来。4管編成の原典版だったのですが、淀みのない、清冽な音の流れ。ブーレーズさまのコントロールが抜群です。休憩前だというのに、熱狂的な拍手が止まらず。何度も舞台に呼び出されるブーレーズさま。楽団員が席を立って、ようやく休憩に。

休憩が終わって、大半の聴衆が席に着いたところで、会場にどよめきが。何と、舞台に向かって右手2階席に、天皇・皇后両陛下がお姿を現したではありませんか!どうりで異様に警備が厳しいと思いました。ホールの内外に、目つきの悪い(失礼)イヤホンを耳に当てたお兄さんやおじさんが大勢ウロウロしていて。「政府の要人でも来るのかしら」と思っていたら、まさか両陛下とは!聴衆は起立して、温かい拍手で両陛下をお迎えです。

両陛下が席にお着きになられたところでブーレーズさま登場。もう、割れんばかりの拍手です。異様な興奮のなかで始まったMahlerの交響曲第6番。目頭が熱くなるような、壮絶な演奏でした。オーケストラはフル回転の大熱演。それをあくまでも冷静にコントロールなさるブーレーズさま。80分間が、あっという間でした。不肖・かずみ。不覚にも涙をこぼしてしまいました。曲が終わって一瞬の静寂。その後に会場から起こった嵐の様な拍手と「うぉーっ!」という大歓声。夫・かずみも、もう大騒ぎ。カーテンコールは延々20分以上続き、サントリーホールは興奮の坩堝。両陛下も、笑みを絶やさず、拍手をお送りになっていらっしゃいました。何度も何度もステージに呼び出されるブーレーズさま。そのたびごとに沸き起こる大歓声。それに笑顔で応えられるブーレーズさま。ああ、神々しいまでのお姿でした。

確かに、「若い音」がするオーケストラです。ワインと同じ。だけど、それはそれなりの魅力はありましたし、演奏会自体、とても楽しめました。楽団員の実力に加えて、ブーレーズさまの統率が素晴らしかったからかも知れません。

なお、「朝日新聞」に大阪公演(曲目はわたしたちが聴いたのと同じ)の批評が出ていました。音楽学者・某の批評です。この批評はあまりにもお粗末でした。誰でも書けるようなことをおざなりに書いているだけ。しかも的はずれもいいところ。こんな批評なら、そこらの高校生でも書けます。はっきりいって、クズ批評。朝日新聞さん、もっとまともな人に書いてもらうこと、できなかったのですか?

* リンクを2本追加しました。
若手デュオ「デュオ・エール」と「川杉ピアノ教室」です。概要は「リンク集」の「ピヤニスト・インストラクタ/音楽家の作るページ」をご参照下さい。相互リンクして下さったデュオ・エールさんと川杉ピアノ教室さんに御礼申し上げます。

* 「演奏会情報」にも2本投入。千葉市を中心に活動していらっしゃるアンサンブル・グループ「TENDRESSE ENSEMBLE」の演奏会。期日は6月15日(日)です。情報を下さいました同会の安田さんに御礼申し上げます。なお、「TENDRESSE ENSEMBLE」では一緒に演奏する仲間を募集しています。詳しくは「伝言板」の2002年6月13日の項目をご参照下さい。

もう1本は、アルゲリッチさまとフレイレのデュオ。期日は10月19日。場所は鎌倉。チケット発売開始は5月20日 10:00です。



21 April 2003

* このところ、ちょっと多忙で、なかなかコンテンツが更新できなくていらっしゃって下さった皆様、ごめんなさい。ようやっと今日も「今週の1枚」を更新。今回はF.Lisztの交響詩を作曲者自身が2台用に編曲したものの録音です。

* その他にも、いろいろ情報ご提供下さった皆様、明日以降、順次頂いた情報をアップします。ああ、バックログが溜まって行く・・・(;_;)



14 April 2003

* たくさん更新したいことがありましたが、ちょっと時間がありませんでした。そこで、例によって、「今週の1枚」を更新。今回はTchaikovskyの交響曲第4番と「ロメオとジュリエット」の連弾版を組み合わせたそれは魅力的な1枚です。これ、是非大勢の方に聴いて頂きたいです。そのほかの情報は、順を追って更新しますので、しばしお待ちを。


12 April 2003

* 先日より、「連弾庵」では、J.S.Bachのクラヴィア曲の奏法を巡って大議論。御題は「イタリヤ協奏曲」。使う楽器は、現代のコンサート・グランドです。(余談:家には、それしかない。で、チェンバロを購入しようとする、ゆみこ。それはいらない、金もスペースもないという、かずみ:余談終わり)アーティクレーションとフレージングを中心に議論は侃々諤々。片や、自分がはるか昔に教わった「古めかしい(注:かずみ)」奏法が正しいとする、ゆみこ。片や、現代のグランドピヤノを使うならば、その能力を最大限に引き出した奏法をすべき、とまったく別の主張する、かずみ。いつまでたっても、議論は平行線。「わたしの先生は、こう弾け、と教えた」(ゆみこ)「そりゃ、間違いだ。かのDinu Lipattiも拙者と同じ発言をしているし、それにのっとった演奏をしている」(かずみ)ああ、2人しかメンバーがいない「小国・連弾庵」は一触即発!

そこで、ゆみこが取り出してきたのは、Glenn Gouldが「イタリヤ協奏曲」を録音する際にその姿を収録したヴィデオ。「さあ、これで決着付けましょう!」。さて、連弾庵の“対決”は、いかに!これ、サイトのどこかにアップします。乞う、ご期待!

* 当サイトの読者であり、デュオ・ピヤニストの三宅順子さんから、リサイタルの情報を頂きました。期日はちょっと先で8月31日。頂いたプログラムを見て、びっくり。超重量級の曲目が並んでいます。中でも、一柳慧さんの「二つの存在」。これ、ライヴでは、滅多に聴くことができません。これは凄い!どのような演奏になるのか聴いてみてのお楽しみですが、少なくとも岐阜・名古屋近辺のデュオ愛好者は注目すべきリサイタルです。ご近所でご興味を持たれた方、三宅さんにメールを差し上げては如何でしょう?コンサートの概要は「
演奏会情報」にアップしてあり、そこから三宅さんに連絡が出来るようになっております。ちなみに三宅さん・宮川さんは、一柳さんやRachmaninoffの曲を含む2台ピヤノ曲のCDをリリースされていらっしゃいます(レーベルは「ナミ・レコード」、CD番号は「WWCC-7402」)。わたしたちも伺いたいけど、、ちょっと遠くて難しいです。何はともあれ、「演奏会情報」の8月31日の項をご参照下さい。情報をご提供下さいました三宅さん、ありがとうございました。


10 April 2003

* 今週に入ってから、わたしたちの周りでは、桜が散り始めました。先日ご紹介した通勤経路やパグたちとの散歩道の桜並木、淡いピンクの花びらが一斉に散っています。その花びらを全身に受けながら通るとき、ふと「幸せ」を感じます。春のお祭りも終わりです。

* いつも演奏会の情報を下さるGroup PCCの西原さんから今回もデュオ演奏会のお知らせが。期日は4月19日(土)。概要を「演奏会情報」に掲載しました。どうぞご覧下さい。西原さん、情報ご提供ありがとうございました。



09 April 2003

* これまで11年間にわたって茨城県日立市の市民と行政が一体になって推進してきた「ひたちの春 ピアノアンサンブルコンサート」が衣替え。新たに、「ピアノデュオコンサート」として再出発します。これまでの「ピアノアンサンブルコンサート」、茨城県内だけでなく、かなり遠方からのご参加もあり、毎回盛況でした。わたしたちも何度も演奏会に伺い、主催者の皆さんの熱意に打たれた次第です。新しい企画の概要を「こちら」に掲載しました。近隣の方はもちろん、「ちょっと遠くて・・」と思われる方でも、「こちら」をご覧になって下さいな。この催し、前にも書きましたが市民有志と行政が協力してピヤノ・デュオを広めようという、日本では希有の事業です。一組でも多くの方に参加して頂きたいし、コンサートには一人でも多くの方に足を運んで頂けたら、と願う次第です。


07 April 2003

* わたしたちの「連弾庵」のまわりでも、桜が満開です。連弾庵から2分ほど歩いたところには見事な桜並木があります。延々、400メートルにわたって続いている桜並木です。この並木は、前から知っていたのですが、「連弾庵」がこの近くに引っ越してきたのが昨年の5月。引っ越してきてから、初めての「お花見」になります。この道路の終点には、桜が100本以上植わった大きな公園があり、お花見の人でいっぱいです。ここだけではありません。わたしたちの住んでる街には、桜の名所があちこちに。お花見には事欠きません。
街中が桜でいっぱいの、春のお祭りです。皆さんの周りでは、如何ですか?

* 「今週の1枚」を更新しました。
今回は、オールド・ファンには懐かしい
「春の祭典」の2台用編曲です。

*その他にも、更新したかった情報がたくさん。
これまで「ひたちの春」として、わたしたちも
応援しててきた
ピアノ・デュオの演奏会を主催していた皆さんが
今度は「ピアノ・デュオコンサート」として
発展され、新たな企画を打ち出してきたこと。
やはり、わたしたちが応援してきた
「Duo T&M」が新たな演奏会を
始めることになったこと。
近日中に、これらをサイトにアップします。
どうぞ、お楽しみに!




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