わたしたちは職業柄,常に「著作権」を意識して活動しております。わたしたちの生活は、著作権によって守られているのですから。そんな背景もあり,著作権法および関連法を遵守して,このホームページの作成を心がけております。そのため,少しばかりページの作りが地味になってしまいました。譜面はもとより、楽譜や参考書籍およびCDの表紙、音声データなどは、日本国著作権法および関連法(国際法を含む)で規定された「引用」の範囲に含まれる以外、まったく使わなかったためです。
このページを作成する上での,わたしたちの指針は以下の通りです。
(1)画像,音声,テキストその他,すべてのデータに関して,著作物を直接使用する場合,日本国著作権法および関連法(国際法を含む)で規定された「引用」の範囲に含まれるのに限定して使用します。
(2)引用および参考文献/データは,すべて出典を明記します。また,引用および参考は,著作権法の定めるところ,ならびに過去の判例に従い,かつ良識の範囲内にとどめます。
(3)他の著書や、既に周知となっている事実に関しては、極力書きません。オリジナルの文献を参照したほうが、より正確で、記述も豊富ですから。あくまでもオリジナルな視点によるホームページの作成を心懸けました。
なお、インターネットのホームページ作成・提示に関する著作権の扱い方が、朝日新聞社の「www.asahi.com」および「日本新聞協会ホームページ」に、非常に的確にまとめられております。ホームページを作成される方は、一度はご覧になるべきでしょう。個人的には「商売敵」のサイトですが、こうしたまとめ方は、見事です。脱帽いたします。わたくしたちが提示するより、余程良くまとめてあります。
このページは基本的に,わたしたちが実際に集めた楽譜に基づいて執筆しております。音楽のことを書く上で,楽譜はもっとも基本的な資料になると考えているからです。
でも,1種類の楽譜だけを信用するのは危険ですね。楽譜の誤りは,けっこうたくさんありますから。そのため,極力複数の楽譜を読むようにしています。
とはいえ,ピヤノ2重奏の楽譜が複数出ているケースは,超有名曲をのぞくと,あまりないのが難点です。個人で複数バージョンの楽譜を購入するのは,なかなか困難でもあります。いろいろな方のご協力で,可能な限り複数のバージョンを参照しご意見を頂きましたが,楽譜の誤りをカバーし切れなかった点があると存じます。誤りがありましたら,どうぞご指摘下さい。
連弾音楽に関する,有名なデータ集です。約1700人の作曲家,約3200曲を網羅した大変な労作。もはや,この種の書籍としては,古典的な存在でしょう。連弾関係者(?)は,みなさんこの本を参考にしているようですね。わたしたちも便利に楽しく使っています。もっとも,これだけのデータ集になると,当然誤りもあり,著者の「勘違い」と見られる記述も,ちらほらと・・・。でも,無理のないことでしょう。こんなにたくさんのデータを集めているのですから。
この本は,連弾だけでなく,連弾に声や楽器が入ったアンサンブルまで収録しているところにも魅力があります。
この書籍も、ピヤノ2重奏をするひとたちの間では、著名なデータ集ですね。こちらに収録された作曲家数と作品数は、正確には分かりませんが(数えていません)、けっこうたくさん入っています。とても便利で、読んでいるだけでも、楽しい本です。C.McGraw氏の「Piano Duet Repertorie」と同様に、ピヤノ以外の声や楽器を加えたアンサンブル作品も記載されていて、大変に参考になります。
連弾と2台ピヤノの作品、約500曲を収録しています。作品の内容が吟味されていて、とても読みやすい。参考文献がきちんと掲載されており、良心的です。こちらは、ピヤノを使った作品に限定して収録しています。同じ著者の「お楽しみはピアノ・デュオ」(春秋社)も、たのしく読める良い本です。
その他、確認や調査に使用した主な資料は、以下の通りです。作曲家・作曲年代に関しては「The New Grove Dictionary of Music and Musicians:Macmillan Publishers,1980」、楽語については「新音楽辞典 楽語:音楽の友社、1997」、現代曲の記譜については「現代音楽の記譜:エルハルト・カルコシュカ著・入野義朗訳:全音楽譜出版社、1978」を、それぞれ参考にいたしました。