晴れ。
昨日は散々な体調だった。熱があったところをみると、風邪をひいたのだろう。早めに眠ったのが0時20分。主治医の先生から処方された眠り薬を、焼酎のお湯割で飲んだら、あっという間に効いた。次に気が付いたら、午前8時だった。コワイ夢、イヤナ夢をたくさん見ながらも、しっかり眠った。
でも、風邪の治りかけなのか、まだまだ眠い。また眠る。途中から「ぱぐ」が布団に入ってきて一緒に眠っていたら、珍しく「あかね」がやってきて布団に潜った。
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ゲルギエフのくるみ割り人形 |
11時頃、インタフォンが鳴って、やっと起きあがった。「amazon.co.jp」からの荷物が到着だ。宅配便の中身は、ゆみこから頼まれた「屋根の上のバイオリン弾き」の映画のDVDと、ゲルギエフ指揮「くるみ割り人形(全曲)」のCDである。DVDはともかく、CDを買ったのには訳がある。
先日、「アカデミア・ミュージック」のサイトを見ていたら、貧者の味方「Dover」が、チャイコフスキ「くるみ割り人形」の全曲フルスコアを出版したことが紹介されていた。わたくしは、この曲が大好きなのである。一般の方が良く耳にする「組曲」もいいが、聴くとなったら、やはり全曲だ。特に、第1幕の、くるみ割り人形が王子様に姿を変えるシーンから後が素晴らしい。それと第2幕のフィナーレ。うーん、やはりスコアを参照しながら楽曲を聴きたいね。
で、アカデミアでの価格を見たら、6640円! 高い! これでは高すぎて購入できないよ。Doverはわたくしたち貧者の味方で、値段はもっと安いはず・・・と、今度は「amazon.com」に行ってみた。そうしたら、「正価34ドル95セントを大割引! 30%引の23ドル7セント。今なら在庫あり! さあ、すぐに注文しよう!」。迷わず「購入ボタン」をクリックしてしまった、わたくしだった。お調子者のわたくしは、読みたかった「Music
Since 1900, 6th Edition」が、アカデミアの半額で買えることも知って、思わず「購入ボタン」をクリックしてしまった。この本のところにも「今なら在庫あり! さあ、すぐに注文しよう!」と出ていたのである。
で、楽譜を買ったなら、やはり音も欲しい。CD1枚だったら、国内盤でもいいかな・・・と思って、探したらゲルギエフのがあった。迷わず購入である。
この演奏、これまで聴いた、どれよりも素晴らしかった。演奏を聴いて、思わず「ほろり」とした、わたくしである。この感想は、またいつか書くことにする。やはりゲルギエフは素敵だ。
さて、「くるみ割り人形」、「組曲」であれば、何種類かのデュオ編曲が出ていて、現在でも容易に入手可能だ。だが、「全曲」の連弾編曲があることは、ほとんど知られていない。しかも編曲者はアレンスキー。わたくしも、たった一度だけ楽譜を見たことがあるのだが、それはそれは、大変に美しい編曲である。
この連弾用編曲、ある大手レコード会社で録音する企画が持ち上がったことがある。それも、大変豪華なデュオ・ピヤニストの演奏で。ところが、企画段階で、これは没になってしまった。理由は、「こんなもの録音して、いったい誰が買うの?」。これは、本当に残念なことである。もし実現していれば・・・と思うのは、わたくしだけではないだろう。
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