其の九:コピー楽譜は、こうして整理!

連弾や2台用ピヤノ曲、ソロも含めた「編曲作品」は、往々にして「絶版」となるケースが多々あります。そんなときは「コピー」に頼るしかありません。出版社自身がコピー譜を作ってくれる場合以外は、図書館や資料館、友人同士---著作権法に違反しない範囲---でのコピー譜利用となりますね。ところが出版社が作ってくれるコピー譜と違って、普通の紙へのコピーは、“ふにゃふにゃ”です。それを製本するのは、結構厄介ですし、外注すると金額も嵩みます。かと言って、積んでおくと何が何だか分からなくなって・・・。そこで、わたしたちが試行錯誤の結果、現在実行している「コピー譜整理法」をご紹介することにいたします。


 まず、用意するものは、楽譜が収納できる「透明なフォルダー」(写真1)と、「背表紙」兼「留め具」である「背表紙リング」(写真2)です。

写真1:透明なフォルダー。「クリアフォルダー」などの商品名で販売しています。価格は10枚で300円弱。安いお店だと250円くらいです。 写真2:背表紙リング。「Gリング」などの商品名で販売。価格は300円くらい。上がB5用の26穴製品。下がA4用の30穴製品。プラスチック製。


 透明フォルダーに楽譜を、まず収納(写真3)。そして、背表紙リングで留めれば出来上がり(写真4)。いろいろな方法を試してみましたが、楽譜を使う段になって、一番開きやすく、見易かったのが、この方法です。難を言えば、書き込みがしづらい点でしょうか。


写真3:フォルダーに楽譜を入れる。見開きを考慮して両面に入れることが肝心。 写真4:フォルダーに収納した楽譜を、背表紙リングで留める。見開きを考えて収納しておけば、本物の楽譜と同じレイアウトになるので、便利。実に開きやすくて、見やすい。


 ただし、「背表紙リング」があるのはA4サイズとB5サイズのみ。これ以上大きな楽譜、例えばB4サイズになると、フォルダーは売っていても、背表紙リングがありません。仕方がないので、「フォルダーが追加できるファイル」を購入し、これに追加するしかありません(写真5)。この「ファイル」、安売り店でも1300円くらいします。でも、貴重な楽譜が破損しないように保存し、なおかつ参照しやすいようにすることを考えると、決して高い出費とは言えないでしょう。

写真5:透明なフォルダーを収納するファイル。A4サイズ以下のコピー譜には、あまりお勧めでありません。「背表紙リング」を使用した場合より、開く難くなります。あくまでもB4サイズ以上のコピー譜に適用すべきです。


 以上、わたしたちの「コピー譜整理法」について、簡単に概略を述べてみました。目下の問題は「横長楽譜」をどのように扱うかです。「縦長」ならば上記の方法で対処可能なのですが、「連弾譜」には、往々にして「横長楽譜」があります。さて、「横長楽譜」を如何に整理すべきか・・・。試行錯誤しているわたくしたちです。うまい整理法が見つかったら、再度報告することに致しましょう。



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