...... 2004年 12月 01日 の日記 ......
■[ NO. 437 ]
愉快なピヤノ・デュオ
晴れ。

今日から12月。師走である。気が付いてみると、今年もあと1カ月しかなくなった。

ちょっと「お誘い」があったので、早めに仕事を切り上げて、上野の東京文化会館に向かう。最近疲れ切っているので、気分転換になると思ったからだ。もっとも音楽を聴いて、癒されることは、まずない。以前も書いたけれど、心から感動したり感激したり、楽しんだりすることはたくさんあるけれど、その後には、恐ろしい疲労が襲ってくる。これはクラシックだけでなく、ポップスやヂャズを聴いても同じ。全身が自然と「耳」になってしまうのだから、どうにもならないのである。それでも、感動や楽しさを求めて、演奏会に出向く。

今日、伺ったのは「Piano de Duo 4」という、ピヤノ・デュオの演奏会。ヂャズやポップスに強い佐山雅弘氏小原孝氏によるシリーズの4回目だ。今回は初めて連弾が入る。

プログラムは以下の通り。

Julie Andrewo Medley for 2 pianos(佐山編曲)
W.A.モーツアルト:連弾のためのソナタ ニ長調 Kv.381
中田喜直:軍艦マーチによるパラフレーズ
Beatls Medley for 2 pianos(佐山編曲)

最初から最後まで、とても楽しいコンサートだった。ピヤノ・デュオで、こうした企画が、もっともっとあってもいいな・・と思わせるようなコンサート。プログラムの組み方も良い。これなら無条件で楽しめるし、ピヤノ・デュオをあまり聴いたことのない人でも、その楽しさを十分に味わうことができるだろう。

冒頭の「Julie Andrewo Medley」。旋律はみんな知っているのだが、不勉強なため元ネタが分からず。一応プログラムには出ているのだが、その順番でメドレーになっているのではないため、曲目的には沈没。でも、こうしたコンサートだ。この際、そうしたことはどうでもいい。良く知った旋律が、どのように料理されているのかを聴くのが楽しい。そして、それが2台ピヤノで、どのように処理されているのかを。

ちょっと「音が多い」編曲だったが、ちゃんと2台ピヤノの「会話」になっていて、楽しめた。佐山氏の編曲、なかなかお洒落である。これを聴いたら「やってみたいな」と思われる方も多いことだろう。是非、出版して頂きたいと思った次第だ。

モーツアルトのソナタ。正直言って、古典的な演奏に慣れた耳には、ちょっと異様。アーティクレーションの付け方、フレーズの作り方、バスのリズム・パターン。いろんなところで、経験したこともないような音楽が聞こえてくる。ライト感覚でスイング感のあるモーツアルト。いわゆるクラシック原理主義者の方々には、きっと賛成し難い演奏だろう。

でも、わたくしは面白く聴けた。こうしたモーツアルトがあっても良いではないか。だいたい音楽なんて、しっかりしたテクニックがあれば、楽しく、そして新しい感覚で演奏できればいいのだから。

中田喜直氏の「軍艦マーチ」。これ、いっぺんライヴで聴いてみたかった。もう30年近く前から存在は知っていたけれど、なかなか聴く機会に恵まれなかった。この晩は、とても愉快な演奏で聴くことができたのが、大きな収穫だ。曲そのものも愉快だけど、演奏も愉快だった。これを中途半端に「真面目」に弾いたら、ちっとも面白くない。やるなら、徹底してシリアス真面目にやるか、思い切りウイットに富んだ演奏をすべき。今回の演奏は、完全に後者。曲の面白さを、聴衆に伝えることができたと思う。

後半は、ビートルズのメドレー。36曲を演奏するのだが、大変にお洒落で愉快な編曲。ずっと2台が鳴っているのではなく、かなり長い間、1台のソロになったりする。アドリヴも随所に。45分という演奏時間だったが、長さはちっとも感じられなかった。このあたり、編曲と演出の巧いところだろう。

ビートルズの曲に関しては、わたくしは大変に不案内である。題名と曲がきちんと一致するのは、「昨日」「黄色い潜水艦」「さあ、それ、する」「助けて!」など4分の1にも満たない。それでも、大半の旋律を聴いたことがあるのには、自分でも驚いた。ビートルズの威力は恐ろしいものがある。

それにしても愉快だった。ピヤノ・デュオでも、こうした演奏会が、たくさんあってもいいな・・・と思った、わたくしである。


...... 2004年 12月 02日 の日記 ......
■[ NO. 438 ]
書籍2題
晴れ。

相変わらず調子は良くない。出社すると、1冊の本が届いていた。今度、タッグを組んでエッセイを連載をしようとしている、加藤浩子さんから。「新しい本が出来ましたので、読んで下さい」。書名は「さわりで覚える オペラの名曲20選」(中経出版)。CD付きの、オペラ超初心者向け入門書である。ある程度、オペラを知っている人には向かないけれど、これまで「オペラなんて」と思っていた人には最適だろう。何と言っても、「わさり」を「音」で聴けるのだから。

あくまでも初心者向け。ヘンツェ「若い恋人達へのエレジー」や、プロコフィエフ「炎の天使」、ベルク「ルル」などは入っていない。このあたりを初心者向けに解説したら面白いと思うのだが・・・でも、買う人は、たぶんあまりいないだろう。

やることだけやって早々に帰宅。夜は気晴らしにネット・ショッピング。丁度、買いたい本がある。わたくしのまわりで、ちょっとばかり話題になっている本が。

大阪弁護士会所属の「弁護士五右衛門」先生による「刑事訴訟の仕組み」。この本が、無茶苦茶面白いらしい。早速、amazon.co.jpで購入した。読むのが楽しみである。

買う物だけ買って、沈没。


...... 2004年 12月 03日 の日記 ......
■[ NO. 439 ]
師走の沈没
晴れ。

疲労の度合いが、かなり高くなっている。

いろんなことを書きたい。
いろんな人と会いたい。

だけど、その気力が・・・。

書きたいことはたくさんあるけど、沈没。


...... 2004年 12月 04日 の日記 ......
■[ NO. 440 ]
撮影班、退却
晴れ。

疲れが溜まっている。金曜の晩も、午前1時過ぎには横になった。悪夢をたくさん見ながら、いつものように一晩中うなされる。それでも、ダラダラと10時半くらいまで布団の中にいる。例によって、途中から「ぱぐ」が布団に潜ってくるので、一緒に眠る。

しばらくウトウトしていると、「あかね」が部屋に乱入してきた。人の顔は踏みつけるわ、寝ている「ぱぐ」をけっ飛ばすわ、大暴れ。挙げ句の果てに「起きろ!」。こうなると、もう眠っていられない。仕方ないので、「ぱぐ」と一緒に起きることにする。

起きあがって階下に行くと、ゆみこは買い物に出ていた。そうか、群のリーダー(=ゆみこ)がいないので、連弾庵2階の「かずみゾーン」+「来客ゾーン」に、「あかね」が「誰か、遊び相手はいないかな」と、攻めてきたのだな。

起きてみると、調子がいい。

ブランチと散歩の後は、所用があって銀座へ。銀座のイルミネーション、年々華やかになって行く。銀座通りも、並木通りも、イルミネーションでいっぱい。通りのイルミネーションに加えて、各店舗がいろいろ工夫している。とってもきれいなので、こちらで紹介しようと思ってデジタルカメラで撮影したのだが…。

全部アウトだ。手ぶれ、フォーカスがずれているもの、露出が適性でないもの…。とてもではないが、画像処理をしても、こちらで使えるものは、1枚もなかった。折角「日記」を、きれいな画像で埋めようと思ったのに。うーん、退却だ。

木枯らしが吹くと、散歩にシャツは必須じゃ!


...... 2004年 12月 05日 の日記 ......
■[ NO. 441 ]
瞬間風速40m超
雨。のち晴れ。

夜半から今朝にかけて、猛烈な雨と風。我が連弾庵の2階も、かすかに振動する。それにもの凄い音。後で聞くところによると、連弾庵近辺は、瞬間風速40mを超える、台風並みの天気だったのだそうだ。おかげで、あまりよく眠れなかった。

朝になって起きあがってみると、猛烈に喉が痛い。からだもだるくて、風邪の典型的な症状だ。どうやらぶり返したらしい。こうなったら、家でおとなしくしているに限る。

ブランチの後、風邪薬に加えて、鎮痛剤、抗生剤、喉の消炎剤を飲んだ。

だるいからだで、ピアノに向かう。「望年会」に向けての練習、もう今日しかないからだ。途中、ぱぐたちの散歩に出て、それからまた、ピアノに向かう。わたくしとしては、かなり真面目。もう後がないから、仕方ない。

練習の合間、突然「これからデジカメとダッフルコートを着たクマさんを買いに行く!」と宣言。昨日、銀座でたくさん撮した写真、全部失敗だった。折角なら、もっと高機能のデジカメが欲しい。それから、前にショッピングモールで見たクマさんが、どうしても欲しくなったのだ。解脱したわたくしでも、欲しい物は、欲しい。

お金があるわけではないが、デジカメは仕事でも使う。これまでのデジカメを仕事で使っていて、いろいろ不満があった。もう1年半使っていて、ちょっと限界を感じていた。そんなわけで、なけなしのお小遣いを叩いて、3万円ちょっとで松下電器産業の「LUMIX DMC-FX2-S」というコンパクトで手ぶれ補正の付いた最大400万画素のモデルを購入。

続いてショッピングモールに、クマさんを買いに行った。前に見たときは、茶色のと、白っぽいのと2種類あった。この茶色っぽいのが欲しかったのだが、売り切れていた。いつ入るか分からない、とのこと。これは諦めて、食料品と雑貨だけ買って帰ってきた、わたくしである。

で、帰ってきて新しいデジカメをいじっていたのだが、使い方が全然分からない。マニュアルも読みにくくて、まことによろしくない。はっきり言って最悪。松下電器産業、いったい何をやっているのだ!・・・って感じ。これほどいい加減に作られた、粗悪なマニュアルも珍しい。一通り、簡単な操作をマスターするまでに2時間もかかった。これでまともな写真が撮れなかったら、粗悪品だな。


...... 2004年 12月 06日 の日記 ......
■[ NO. 442 ]
悪化
晴れ。

風邪らしき症状は悪化した。喉が痛くてたまらない。鼻水も出るし、頭痛までしている。あちこちの関節も痛い。だけど休むことができなくて、這々の体で出勤。

帰宅して、また仕事。全部の仕事を終えたのが、午前1時過ぎ。体調最悪。少し休憩して、沈没だ。

そうそう、日曜日。ネットをあちこち探索していて、「amazon.de」で、ラインベルガーの「連弾のための大ソナタ」のCDを見つけた。早速「買い物かご」に入れたのだが、他に買う物が見当たらなくて、そのままになっている。具合が良くなったら、もっと探索して(といっても、かなり探索済みなのだが)面白い物が見つかったら、一緒に購入と行こう。

このラインベルガーのソナタ、なかなか素敵なものらしい。聴いて良かったら、サイトでレビューしよう。

メチャメチャに手ぶれ。前のカメラで撮ったもの。



...... 2004年 12月 07日 の日記 ......
■[ NO. 443 ]
ますますアウト
晴れ。

体調は、ますます良くない。こんなとき、ゆっくり1日眠っていれば、だいぶからだも楽になるのだが、なかなかそうも行かない。

今日はオフィスに素敵な来客があったのだが、からだが辛かったので、お目にかからず帰宅してしまった。わたくしのお客様ではなかったけれど、以前から一度はお目にかかりたいと思っていた方。

うーん、残念。またまた、あちこちの関節が痛いので、これにて沈没。

新しいデジタルカメラ。常時携帯しているのだが、まだ出番はない。


...... 2004年 12月 08日 の日記 ......
■[ NO. 444 ]
不調は続くよ、どこまでも
晴れ。

喉の痛みが激しくなってきた。からだもだるい。正直言って休暇を取りたいくらいなのだが、それもかなわない。何とか週末まで持ちこたえないと。

午前1時、業務終了。そのまま沈没。


...... 2004年 12月 09日 の日記 ......
■[ NO. 445 ]
退却まで、あと一歩
雨。

さらに良くない。さっと出社して、さっと帰ろうと思ったが、これがダメ。あまりに気分が良くないので、20時に一応引き上げる。作業中のデータをサーバー機に上げて、帰宅して休憩後に、再び仕事モード。

午前1時。ついに辛くなって、途中で沈没。

だんだん状況が悪化してくる。からだの不調がここまで続くのは、10年ほど前、インフルエンザにやられて、倒れて以来。乗馬で鍛えたからだだけど、どうやらその「効用」は「期限切れ」になっているようだ。


...... 2004年 12月 10日 の日記 ......
■[ NO. 446 ]
発熱
曇り。のち晴れ。

朝、起きると、からだが熱っぽい。わたくしの場合、平熱が36.0度くらいなので、37度を超えると苦しくなってくる。念のため検温したら、37.6度だった。辛いはずだ。でも予防接種をしてあるし、体温の上がり方も急激ではないので、インフルエンザでないことは理解できた。

出勤したら、すごく気分が悪い。アシスタントに仕事の指図だけして、診療所へ直行。検温したら、38.4度まで体温が上がっていた。ドクターに頼んで、月曜に処方してもらったのとは別の処方で薬を出して頂く。

夕方になって、多少からだが楽になった。どうやら処方して頂いた薬が効いたらしい。午前2時、業務を終えて沈没。


...... 2004年 12月 11日 の日記 ......
■[ NO. 447 ]
望年会
晴れ。

早朝に目が覚めて、薬を服用し、また眠る。11時半まで思い切り眠った。起きたところ、万全ではないが、今日は何とかなりそうだ。昼食の後、今日の演奏会(「望年会」)で弾く曲を、ちょっとだけさらう。

今年の「望年会」も盛況。お客様は約80人もいらしたし、20組近くの方が演奏に参加して下さった。遠方からいらして下さった方もいらしたし。

年に1度でも、こうした機会がないと、何も目標のない最近のわたくしにとっては、ピヤノ練習のきっかけもない。まったく拙いものだが、弾かせて頂いて嬉しい限りだ。

今年は、わたくしと妻が「マスネ:ピヤノ連弾のための組曲 第1番」から、この2名に松永晴紀教授を加えて「ルロイ・アンダソン:橇滑り」、そして由美子は松永教授と「ライネッケ:クリスマスのソナチネ」。わたくしが参加した分は、いつもながらに反省点が多い。練習不足がダイレクトに出た格好だ。

でも、大勢で、飲み物を片手に、代わる代わる違った曲を演奏するのは、楽しいもの。常連もいれば、初めての方もいらっしゃって。軽食付きのお喋りタイムでは、みんなでワイワイ、ガヤガヤ。知らない者同士でも、和気藹々で楽しくお喋り。

来年も、この会に出られればいいな。

23:30に帰宅。入浴して沈没。


...... 2004年 12月 12日 の日記 ......
■[ NO. 448 ]
休養モード
晴れ。

完全に静養モードである。ここでしっかり休息を取っておかないと、明日からが思いやられる。

風邪っ気は、まだ抜けない。ひょっとして、昨日の「望年会」で、風邪の菌をバラ撒き、参加者の皆様にうつしてしまったかも知れない。

もしそうだとしたら、大変に申し訳ない次第である。

「今週の1枚」の下書きを終えるが、ちょっとアップできる状態にない。掲載は明日以降か。

静養、といっても仕事はある。それだけはきっちりこなし、午前2時に沈没だ。


...... 2004年 12月 13日 の日記 ......
■[ NO. 449 ]
苦しい〜
晴れ。

体調は思わしくないが、何とか出勤しなければならない。熱が下がっているのが幸いだ。

夕方からは、レセプションが2つ。どうしても出席しておきたいので、出る。ゆみこが「レセプションか。じゃ、夕飯はいらないんだな?」というので、「いやいや、家に帰って食べるよ」。「パ○スホテルと東○○館の梯子だろ。わたしの料理より、そっちの方が美味しいのではないか?」。

毎度のことながら、全然分かってない。

確かにパ○スホテルのお料理は、とても美味しい。だけどね、レセプションは食事の場ではない。あくまでも、人に会ってお喋りするのが目的だ。限られた時間の中で、目指す人(複数)とお喋りしていたら、とでもではないが、お料理を頂く暇などない。

もっとも、お料理目当てに来る者もいるそうだが。「仕事なんて適当にやって、美味しいお料理食べて帰ってくればいいじゃん」(ゆみこ)。だが、わたくしには、それができない。「だから、馬鹿正直だっていうのよ」(同)。

空腹に、ちょっとだけワインを飲んだら、気持ち悪くなった。どうやら、風邪で体力が落ちているみたいだ。帰宅して夕ご飯を食べたら、胃腸の気持ち悪さが極限近くまでに達し、からだが完全退却モードだ。気分が悪くて、沈没である。

3時間ちょっと、立ちっぱなしで何も食べずにワインを飲む。普段だったら全然平気なのだけど、やっぱりからだが弱っているようだ。


...... 2004年 12月 14日 の日記 ......
■[ NO. 450 ]
まだダメ
晴れ。

風邪っ気が全然抜けない。熱はないけど、激しくせき込む。とても苦しい。それでも仕事は休めない。

午前1時過ぎまで仕事して、後は沈没。


...... 2004年 12月 15日 の日記 ......
■[ NO. 451 ]
続く沈没
曇り。

咳と鼻づまりが失せない。これだけで体力を消耗する。書きたいことはたくさんあるのだけど、頭の回転がピーク時性能の10%まで落ちている。やっとのことで「今週の1枚」を書いた。

せっかく新しいデジタル・カメラを買ったのに、全然使う暇がない。こちらで、面白い写真をたくさん公開しようと思っていたのだが。

今日も沈没だ。


...... 2004年 12月 16日 の日記 ......
■[ NO. 452 ]
復活の兆し
晴れ。

かなり体調はよくなってきた。まだ咳はひどいが、それを除けば、ほぼ復活状態。もうそろそろ、こちらでも面白いことが書けるようになるだろう。

深夜1時、業務終了。軽くアルコールを呑んで沈没。


...... 2004年 12月 17日 の日記 ......
■[ NO. 453 ]
予感?
晴れ。

まだ完全ではないが、かなり体調が回復してきた。ただ、猛烈に眠たい。風邪の治り際か。

1昨年、お友達のコレペティトル・のりこちゃんと、彼女とデュオを組んでいるよしこちゃんから、「連弾庵新築祝い」として「シンピジウム」の大きな鉢を頂いた。昨年は全然お花をつけなかったのだけど、今月に入って、蕾を付けた芽がたくさん出てきた。暖かいところに置けば、お正月くらいに開花しそう。

何か、いいことあるのかな。

花芽がたくさん出てきたよ



...... 2004年 12月 18日 の日記 ......
■[ NO. 454 ]
もう、春?
晴れ。

朝晩は冷え込むが、このところ日中は妙に暖かい日が続く。どうも師走も半ば、という気がしない。ニュースによれば、水戸地方気象台の敷地内にある梅が、早くも開花したそうだ。

午後の散歩にも、ぱぐたちにはシャツがいらない。連弾庵のまわりには、ちょっとだけだがお花が植わっている。そのうち、何と水仙が開花した。それも、全部の株で。何だかちょっと気が早い感じ。もう春?

もう春?・・・新しいデジカメ、きれいに撮れる・・・



...... 2004年 12月 19日 の日記 ......
■[ NO. 455 ]
傑作
曇り。

昨日、年賀状の印刷が終わり、あとはメッセージを書き入れるだけになった。これは次の休みまでに順番にやればいい。演奏会も終わったので、ピヤノの練習もちょっとさぼり。

と言うわけで、映画を観に行くことにした。観たいのは2本。スピルバーグ監督、トム・ハンクス主演の「ターミナル」、そして宮崎駿監督の「ハウルの動く城」である。ま、いずれ両方観るとして、今日は「ターミナル」にした。

いちばん近くのシネマ・コンプレックスに行ったのだが、混んでること、混んでること。最前列の席しか取れなかった。これが、のちに悲劇を生むことになる。

詳細に書くと「ネタばらし」になるので伏せるが、「ターミナル」、スピルバーグとしては「太陽の帝国」(残念ながら日本ではほとんど話題にもならなかったが、わたくしは大変に評価している)と同じくらいの傑作だ。人間ドラマが、淡々と進むところがいい。たった1人で、英語もろくに話せず、JFKに降り立ったトム・ハンクス。ひょんなことから、空港で暮らすことを余儀なくされる彼。

9カ月もの間、空港で暮らすうち、徐々に彼を取り巻く人の輪が広がって行く。それに合わせるかのように、彼の英語が上達し、服装もアメリカナイズされていく。この情景の描写と、トム・ハンクスの演技が大変に素晴らしい。思わずストーリーに引き込まれる。ついに空港から外へ足を踏み出すシーン、この前後10数分は、涙なしには観られない。準主役たちの演技も出色である。

ストーリーもいいが、例によってスピルバーグのカメラワークは抜群だ。空間をワイドに捉えると同時に、細部にも凝る。左右の広がり、前後の奥行きの表現は、スピルバーグ特有のものがあり、素晴らしい臨場感を生んでいる。

この映画、観て損はないだろう・・・と評価したのは、わたくし。同行のゆみこは、「良い話だけど、涙が出るほど感動するか? ま、そこそこの出来ではないか」と意見は真っ二つ。「トム・ハンクスは巧いけどね」(ゆみこ)。

で、悲劇とは何か。

先ほど、スピルバーグのカメラワークについて述べた。要はスクリーンいっぱいに空間を展開するのだが、最前列の真ん中で、これを観るのは大変に疲れる。首と眼球を上下左右に激しく動かす羽目になるからだ。見終わって、気分が悪くなるほど草臥れた。せっかくの映画が台無しである。これは一種の悲劇である。もう、この席で映画を観ることは、決してないだろう。

クマの形をしたコースターを見つけた


...... 2004年 12月 20日 の日記 ......
■[ NO. 456 ]
新入り
曇り。

夜、帰宅してダイニングに入ると、ダイニング・テーブルの椅子の1つに、見慣れないクマが腰掛けていた。「あれ、この子、どうしたの?」。「フフフ、わたしが連れてきたのであるよ」(ゆみこ)。

そう言えば先日、わたくしの寝室に入ってきたゆみこが、「ダイニングかピヤノのところに置きたいので、ぬいぐるみを、ひとつ分けてくれ」と言った。当然ながら「イヤだよ」と、わたくし。

「折角、世界中から集めているんだ。上げないよ」(わたくし)。
「そんなに大勢いるんなら、ひとつくらい、くれてもいいではないか」。
「イヤだよ」。
「この前、ショッピング・モールで買った、パグ犬でもいいぞ」。
「ダメだよ」。
「ふん、ケチンボめ。もう頼まん」。

そんな会話があったことを、すっかり忘れていた、わたくしだった。

「どうだ、可愛いであろう」(ゆみこ)。
「へえ、いいなぁ」(わたくし)。
「おっと、勝手に触れるでないぞ。それは、わたしのだからな。あ、そうだ。折角だから“日記”で紹介しておくように」(ゆみこ)。

・・・と言うわけで、今夜はこれを書いている、わたくしである。

ワシ、新入りじゃっ!


...... 2004年 12月 21日 の日記 ......
■[ NO. 457 ]
雪的生命体
晴れ、ときどき曇り。

クリスマス・シーズンである。大きなクリスマス・ツリーでも飾れば、連弾庵も華やかになるのだろうけれど、拙宅にはツリーはない。クリスマスらしい物と言えば、連弾庵ゲートにぶらさがったリース、ランチョン・マットやコースターのような小物、そしてピヤノの上に現れる「雪的生命体」である。地味だけれど、これだけでもクリスマスの雰囲気が味わえ、楽しい。

皆さんのお宅では、どのようにクリスマスの飾りをなさっていますか?

一方、音楽界や舞踊界に目を向けると、10年1日のごとく、12月〜1月前半にかけては毎年似たような演目ばかり。わたくしから言わせると、全然面白くないのである。興味のあるコンサートはぼつぼつあるが、そう言うのに限って仕事などとの兼ね合いで行けない。20日など、アルカディ・ヴォロドスのリサイタルと中畑淳さんのリサイタルが重なった上に、どうしても外せない所用があって、どちらにも行けなかった。もう、今年は演奏会に行くこともないだろう。

雪的生命体。スノーマンとも言う。


...... 2004年 12月 22日 の日記 ......
■[ NO. 458 ]
美味しいお酒
晴れ。

朝から猛烈に忙しい。体調はほとんど元に戻ったものの、やはりちょっと辛い。

夕方からは、取材先のO部長が、ささやかな忘年会を催して下さった。参加者はOさん、部下のY課長、そしてわたくし。ちなみにYさんは、連弾庵から直線距離で50m弱のところにお住まいだ。

連れていっていただいたお店。何の変哲もない料理屋さん。ところが、もの凄い種類のお酒を置いてあり、それにはびっくり。店長さんに「お任せで」というと、お味や香りに変化をつけて、さまざまな種類のお酒を、代わる代わる出して下さる。それも、全然知らない銘柄ばかり。それがとっても美味しい。お料理もお酒に合わせて下さる。わたくし、いっぺんで気に入ってしまった。こんな素敵なお店を紹介して下さった、Oさんに感謝。

ただ、失敗したのは、頂いたお酒の銘柄を控えてくるのを忘れたこと。どれも美味しかっただけに、とても残念。

美味しいお酒と楽しいお喋りが、延々23時まで。ラストオーダーになって、ようやく「それでは、帰りましょうか」。Yさんとわたくしは、お店の前からタクシーに乗る。夜のタクシーだと、都心から連弾庵までは実に早い。30分で帰れる。連弾庵近くまで来て、Yさんに「まっすぐ帰りますか? 近くで呑みましょうか?」と申し出たところ、「ううう・・・わたし、もう呑めません・・・」。と言うわけで、おとなしく帰宅。

連弾庵に入り、アルコールを用意して書斎に向かう。伊福部昭氏の音楽を聴きながら、飲酒を続ける。何時になったか分からないが、いつの間にか沈没。


...... 2004年 12月 23日 の日記 ......
■[ NO. 459 ]
ツリー
晴れ。

1日中眠い休日。まずは昼近くまで、思い切り眠る。眠気を振り切って昼食。それが終わるとまた眠る。14時、ぱぐたちの散歩。またも眠気を振り切って起きる。

散歩から帰ってくると、パグたちのお洗濯だ。しばらく洗っていなかったので、パグ的匂いがする。からだを洗うと、よくぞここまで汚れていたと思うくらい、ばっちい水(正確にはお湯)が、パグたちのからだから出る。パグたちを洗ったあとは、お風呂場の大掃除だ。それが終わると、年賀状の追加印刷。そして、印刷した年賀状にメッセージを添えて完成だ。

夕食後、ゆみこが、「大きなクリスマス・ツリーがあるんだよ。見に行こうよ」。というわけで、40分ほど車を走らせたら、あった、あった、大きなツリーが。高さが10mくらいある。元々地植のヒマラヤ杉なのだが、そこに電飾が施してある。見物人も大勢だ。そのでっかいツリー以外にも、いろんな電飾があって楽しい。クリスマスの前は、街のあちこちで綺麗な飾り。楽しいね。

でっかいツリー。「手ぶれ補正」を使わなかったらうまく取れなかった。



...... 2004年 12月 24日 の日記 ......
■[ NO. 460 ]
イヴ
晴れ。底冷えのする一日。

クリスマス・イヴである。別に基督響(あ、ちがった教)ではないが、ささやかではあるが楽しい夜を過ごそうと思って、仕事を適当なところで切り上げて帰る。最寄り駅から帰る途中、可愛いケーキを見つけて、おみやげに。ケーキは、わたくし、ゆみこ、それに「ぱぐ」と「あかね」のおなかに納まった。ぱぐたち、ケーキを喜んで食べるのである。もちろん、ちょっとだけね。

演説するサンタ


...... 2004年 12月 25日 の日記 ......
■[ NO. 461 ]
静寂
晴れ。

静かなクリスマス。何処かへ出かけようと思ったのだが、午後、ぱぐたちの散歩に出て帰ってきたら、どこにも出る気がなくなった。サイトの更新などをして、パグパグする。

夜になってネットサーフィンをしていたら、何だかお買い物がしたくなった。あちこち彷徨って、いつも親切にして下さるMutoさんのお店「di-arezzo」で連弾譜ばかり、たくさん買い物をした。さあて、何が届くか、お楽しみ。またヲタクな買い物をしてしまった。

たぶん、トナカイ


...... 2004年 12月 26日 の日記 ......
■[ NO. 462 ]
暮色
晴れ。時々曇り。冷え込む。

午後、早いうちに雑用と「お散歩」を終えて、銀座へ。行きつけのブティックで、ちょっと探したい物があったのと、山野楽器で「今週の1枚」のネタとなるCDを入手するために。

クリスマス明けだから、それほど混んでいないだろうと思っていたら大間違い。銀座は大変な人出だ。後からブティックで、わたくし担当のMさんに伺ったところでは、昨日はもっと凄かったそうである。

山野楽器では、フランスの新譜を2枚捕獲。1枚は、サン=サーンス「死の舞踏」(2台版)とフランク「プレリュード、フーガと変奏」(同)が、もう1枚にはシューマン「アンダンテと変奏Op.46」(2台オリジナル)が収録されているのが特徴。いずれも有名ながら、なかなか録音が出ない曲。わたくしのライブラリにも、これら3曲はない。

その他の収録曲は、取り立てて珍しくない。インファンテ「アンダルシア舞曲」やブラームス「ハイドンの主題による変奏曲」、サン=サーンス「ベートーヴェンの主題による変奏曲」など、いったい何種類の録音を所有しているのか、正確なところが分からないくらいだ。「あなた、この曲、いったい何枚持ってるの?」と、ゆみこに言われそうなところだが、最近の彼女は、もう何も言わない。完全に呆れているのである。

山野楽器も混んでいたが、ブティックは恐ろしく混んでいた。どこぞのファミレスか回転寿司みたいに名前を告げて、順番待ちで対応している。わたくしは例によって、担当のMさんを呼び出してもらい、待たずに対応。いろいろ見せてもらったのだが、希望のものがない。ひとつだけ注文を出して、失礼する。40分くらいブティックに滞留したが、その間にも高価なバッグ類がガンガン売れていく。このブティックには不況はないようだ。帰りがけ、Mさんから「お歳暮」を頂いた。何も購入しなかったのに、お土産だけもらってきて、何だか申し訳ない感じ。後で開封してみたら、ブティック特製のトランプ・セット(もちろん非売品)だった。「おっ、これは凄いぞ。ヤフオクに出せば、かなりの値段が付きそうだな」(ゆみこ)。

山野楽器で2枚しか捕獲できなかったため、秋葉原の石丸電気に回る。残念ながら、こちらでもスカ。1枚も捕獲できず。ピヤノ・デュオに頭が行って、せっかく見つけた「冬の篝火」などプロコフィエフの珍しい管弦楽曲集や、LSOシリーズ(ロンドン交響楽団が自主レーベルで出してるCD)で、ロストロポーヴィチが振ったショスタコーヴィチ「交響曲第5番」など、せっかく手に取りながら買ってくるのを忘れてしまった。大ポカ。そのほかブーレーズさまの振ったバルトークなども欲しかったけど、「いつでも買える」と手を出さなかった、わたくしだった。欲しい物を買っていたら、キリがないもの。

年の瀬の銀座・暮色


...... 2004年 12月 27日 の日記 ......
■[ NO. 463 ]
寝坊
晴れ。冷え込む。

ちょっと寝坊した。階下に降りると、ゆみこはわたくしの朝食の支度をして、どこかに出かけていた。

ホットカーペットの上に「ぱぐ」がひっくり返っていた。ひっくり返った「ぱぐ」のお腹を枕に、「あかね」がいびきをかいて眠っていた。急いで朝食を済ませて出勤。

忙しい1日。別に年末だから忙しいのではない。ちょっと仕事の都合で、やらなければならないことがたくさんあったのだ。これについては、追々こちらで書くことにする。何だか嫌な1日になった。


...... 2004年 12月 28日 の日記 ......
■[ NO. 464 ]
お引っ越し
晴れ。

突然だが、お引っ越しである。

事情があって、オフィスの席の引っ越しをしなければならなくなった。この際なので、荷物を一気に整理することに。

引っ越し先でも役に立つであろう書籍や若干の資料、頂いた名刺、文具類などを除いて、一切の荷物を処分することにした。

これまでも、オフィスの移動や人事異動で何度か引っ越しており、その都度、いろいろ処分してきた。今回はこれまでの規模をはるかに上回る処分量だ。

18年間も記者生活をしていると、いろんな資料が溜まる。捨てようとすると、出るわ出るわ。分量的にいちばん多かったのが、訴訟関係の資料である。その大半が訴状や判決文。そのほか取材メモ。引っぱり出した資料を見ながら、よくもまあ、これだけ多くの裁判に関わってきたものだと、我ながら感心してしまう。

訴訟資料は、面白い。裁判って実に人間的なもので、1つの事件でも、人の人生や会社の運命がかかっている。それが判決文など資料の中に、凝縮されているのだ。処分する資料を見ながら、改めて多くの人の人生に接してきたことを思った。それらを読んでいると、担当したひとつひとつの事件が、昨日のように蘇ってくる。しかし、そんな思いにひたっていられないので、途中から機械的に処分する。

ただ、わたくしは、こうして多くの人の人生に関わってきたことを、幸せに思っている。

訴訟だけではない。その他にも、何千人もの方に接してきた。そのほとんどの方に感謝しながら、資料を処分した。読者の方から頂いたお手紙や、取材先からの感謝のメッセージ、そして記事に対するクレームを綴った内容証明郵便などなど。それらを下さった皆さんに感謝しながら、これも処分することにした。膨大な取材メモもシュレッダーにかけた。

苦しいこと、辛いこと、それにコワイこともあったけど、記者生活を続けてきて、本当に幸せだった。大勢の方と人生を共有できたのは、何よりの喜びである。大勢の方に、心から感謝したい。

わたくしの引っ越し荷物は、ちいさな段ボール2つに納まった。報道フロアともお別れである。

で、わたくしがどうなるかというと、何と本社の法務部門への転出だ。これについては、また今度詳しく。


...... 2004年 12月 29日 の日記 ......
■[ NO. 465 ]
大掃除
雨。途中から雪。激しく降る。

今日は、大掃除である。

連弾庵は、1階ゾーンと2階ゾーンで2つに機能が分かれている。1階ゾーンに関しては、ゆみこがこまめに掃除をしていて、先日は年末大掃除をしたので、さっぱりしている。

問題は、わたくし担当の2階ゾーンだ。ゲストルームは、いつもゆみこがきれいにしているが、階段上のホールとわたくしの寝室、そして書斎は、自分できれいにするしかない。

もちろん、掃除は怠ってないが、不思議なことに、寝室と書斎には埃が積もる。掃いても拭いても、掃除機で吸っても、埃が積もる。そんな場所は、連弾庵でここだけだ。

雑然とした書斎を、とにかくきれいに片づけ、全面的に思い切り叩きをかけられるようにする。寝室には、世界のあちこちから集まってきた縫いぐるみがあるので、連中に全部ブラシをかけて埃を落とし、一カ所に待避させる。1匹だけ待避できなかったのは、わたくしより大きい「くま」。彼には埃ができるだけかからないように作業を進める。

縫いぐるみと棚やチェストの埃を払ったら、一気に叩きをかけ、さらに掃除機をかける。それが終わったら、「くま」の埃をブラシで落とし、さらに掃除機をかける。その上で改めて、部屋全体に掃除機。

続いて、ホールの掃除。ホールは書庫の一部になっているため、書籍と棚の埃を払う。床に埃を落としたところで掃除機で排除。

さらに、書斎とホールのフローリングは、モップできれいに磨き上げた。およそ3時間。連弾庵の2階ゾーンは、ぴかぴかになった。

さっぱりしたところで、お香を焚く。これをしないと、掃除の締めくくりになった感じがしない。縫いぐるみたちも、心なし生き生きしている。

これで、我が連弾庵も、気持ちよく新年が迎えられそうだ。


...... 2004年 12月 30日 の日記 ......
■[ NO. 466 ]
浅草、忘年会
晴れ。

昨日とは打って変わったようなお天気。気持ちの良い快晴。でも風が冷たい。

今日は、乗馬クラブOB連の忘年会。場所は、メンバーの1人、田口さんの希望で、わたくしたちが贔屓にしている浅草の料理屋に。せっかくだから、浅草寺さんにお参りしよう、と早めに連弾庵を出る。

年の瀬の浅草。結構な人出である。雷門のところまで来たら、人だかり。日本テレビが中継をやっていた。

Yumiko au Kaminarimon


仲見世も賑わっている。もっとも正月三が日は、こんなものではないだろうけど。境内のあちこちでは、元旦用の露天の準備も進んでいる。そうした風景を見ていると、このところあまり感じなくなった年の瀬を実感するのが、何ともいい。

賑わう仲見世


お寺の境内では、御神籤を引く。さぁて、何と出たか。結果は明日のお楽しみ。

御神籤を引いたよ


本殿では、お参りをする人の列。わたくしたちも列に加わり、1年の無事を観音様に感謝しお賽銭を投げてお参りだ。浅草寺さんからお店までは、ROXの脇を通って歩いて5分。さあ、宴会の始まりだ。1年間、みんな無事だったことを祝い、来年も楽しくやろう・・・とワイワイ、ガヤガヤ、大騒ぎ。

虎河豚のお刺身と唐揚げ、活き烏賊のお刺身(お店の名物。お店で烏賊を飼っていて、これを頂くの)、皮剥のお刺身(これもお店で飼ってる)、etc...ここのお料理、とっても美味しいんだよ。皮剥のお刺身にならなかった部分は御味噌汁にしてくれるし、烏賊のげそはその場で天麩羅にしてくれる。しかもお値段も庶民的。ご興味のある方は、ご一報を(^_^)/。

そしてこれ。

ワシを食うと元気が出るぞ!


見かけはグロテスクだけど、とっても美味。1匹丸ごと頂いてしまうのだ。いろいろ美味しいけれど、最後のお鍋が抜群である。このお味、一度知ったら病みつきになってしまう。

お料理は美味しいし、お喋りも楽しい。おかげでアルコールをどんどん消費する。みんなでビールジョッキ2杯づつに加え、焼酎のボトルがガンガン空いた。「あんたたち、いい加減にした方が良いわよ」という、ゆみこのアドバイスも何処へやら。ただし、しっかりお食事を頂きながら呑むので、全然酔わない。・・・と言うわけで、午後9時半に散会だ。

外は冷えているけれど、お鍋と楽しいお喋りで、からだはポカポカである。


...... 2004年 12月 31日 の日記 ......
■[ NO. 467 ]
鎮魂
雨。一時、激しく降る。

霙混じりの雨が叩き付ける大晦日。個人的には平和だったが、ことしも世界は悲しみで満ちあふれていた。戦争と自然災害が世界を覆い、尊い命が数多く失われた。年を越すに際して、そうした死者たちの魂を思う。こんな年越しには、マーラーの9番が、よく似合う。虚しいとはわかっていても、願わずにはいられない。

新年こそ、良い年でありますように。

Kyrie eleison......主よ、あわれみ給え。

浅草寺で引いた御神籤
ちいさな幸せがあれば、いい。